心理学(恋愛/ビジネス)
NLP心理学用語
★地図と領土★
『地図』は、「体験世界での解釈」地図→解釈
『領土』にあるのは、現実社会の「事実」領土→事実
地図は、領土ではない!
同じものを見ても、3人いれば3通りの捉え方や、感じ方がある。
私達は物事をありのまま見ているわけではなく、
それぞれ持っているフイルターを通して、自分なりの見方で捉えている。
★ラポール★
★ラポールの築き方の技術を知る★
心理学では、相手と自分の心の間に架け橋を作ること、
心のつながりを実感することの意味として使われます。
ですので、コミュニケーションにはラポールの構築が必須です。
➀キャリブレーション
相手をよく観察することで、今の心の状態を知る。
非言語(しぐさ、姿勢、表情、声の調子)から読取る。
②ペーシング
相手のペースに合わせる。しぐさ、話す早さ、うなずくスピード
③ミラーリング
相手と同じ動作を行う。動作を真似ることですが相手に気づかれないように、
自然に行うこと。例)手を組んだり、足を組んだりです。
④バック・トラック
オウム返し、相手の話した内容の中のキーワードになる言葉を返す
ことで、自分の話をしっかりと受け止めてもらっているという安心感
を持たせることができる。
★キャリブレーション★
コミュニケーションにおける観察力をやしなうために、相手の心理状態を
『言語以外のサイン』から見分けるための情報を『キャリブレーション』と言います。
コミュニケーションを成功させる方法として、相手のどこに注目すべきかをノウハウ化
しているわけです。
●それぞれのキャリブレーション(観察)の仕方!●
・「見る」キャリブレーション。「視覚」を使ったキャリブレーション・
顔の表情、顔色、目の動き、話を聞く姿勢、ジェスチャー、くちびるの様子、
手足などの動き、腕組、しわ、緊張してないか、リラックスしているか
・「聞く」キャリブレーション。「聴覚」を使ったキャリブレーション・
声のトーン(高い、低い、激しい、緊張したトーン)、話すスピード
(早い、遅い、中間)、話のリズム、口数、語尾、間のとり方、話の内容、
呼吸が(浅い、深い、早い、遅い)話のくせ(へー、ほー、など)
・「感じる」キャリブレーション。「感覚」を使ったキャリブレーション・
体温、空気感(空気を読む)、手の感触(握手した時)、身体の感触(ハグしたとき)
キャリブレーションは、会話をしながら常に行うことが大切です。
※但し、相手のことを「観察してやろう」とか「心の内を探ってやろう」と、
ジロジロ見ると相手に不快感を与えます。
目的は、「信頼感」を築いて会話をすることにあります。
キャリブレーションをすることで相手とペースを合わせいく
テクニックペーシングとミラーリングがしやすく、
相手のことをより深く理解できるように助けてくれます。
★ペーシング★
ペーシングとは、「相手とペースを合わせること」です。
人は、五感で理解し処理をしますので相手の動作をマネ(モデリング)する
ことで、相手の状態を知ことができます。五感で感じるものを合わせること、
例えば、同じ「調子」「方向や目線」「姿勢」「五感」など相手の潜在意識に
「合ってる、合ってる」と働きかけて、「安心できる」、「私は、理解されているんだ」
と信頼感(ラポール)をうながします。
それと、「さりげなく相手と同じポーズをとる」それだけでかなり場の雰囲気は同調していきます。
これをNLPでは、『ミラーリング』と言います。
1.表情、姿勢、手足の位置
笑っているか真剣そうか、
手は組んでるか、足はどんな状態か
姿勢や手足の位置を合わせる
2.動作、手足の動き
うなずき方、手の動き
手足の動きを合わせる
3.呼吸のスピード
速さは、リズムは、どこで呼吸
しているか相手と呼吸を合わせる
4.声の調子、話し方
大きさは、音色は、速さは、高さは
話のスピードと声のトーンを合わせる
5.言葉の中身、感情
感情の激しさ、高い、低い
表現・言い回し・同じ言葉を返す
相手の感情に合せて話を聞く
6.優先的代表システム
視覚を使っているか
聴覚か、身体感覚か
嗅覚か、視覚か
7.価値・信念・考え
相手の信念や明確な考え
価値観に同調する。
8.話の内容
話の内容を相手に合わせることで、相手の
経験に理解を持つていることを示す。
★優先的代表システムVAK3★
人間を感覚別にタイプに分けると
『視覚優先型(V=ビジュアル)』
『聴覚優先型(A=オーディトリー)』
『身体感覚優先型(K=ケネセティック)』
※五感の中には嗅覚・味覚も含まれますが、これらは『身体感覚』に含めます。
人間は、5つの感覚(五感)がありますが、気づくことなく無意識的に
優先して使ってしまう感覚があるというものです。
■状態はVAKによって作られます■
例えば、映画監督は、おもに『視覚情報=V』
と『聴覚情報=A』で映画を見ている人の気持
ち感情を作っていきます。
映画『ジョーズ』では、まずサメが人の足を引
きちぎったりする生々しいシーン(V)などを見せ
ます。そして、『あのバックミュージック』(A)と
ともに、沖の方からサメのヒレが迫ってきます。
すると、それを見ている映画の観客は、
『早く逃げろ!』(K)と恐怖心にかられた状態に
なります。つまり、五感が状態を作ります。
★ポジティブ・リフレーミング★
相手に欠点だと思わせない切り返し方
自分自身の意志では変えづらい『自分の行動、習慣、感情やその他のパターン』を
よりよい方向や望む方向に導くのに役立ちます。
『プラス』の言葉を使いこなす『ムリ』(欠点)を『できる』(利点)に変えるリフレーミング
例えば
(欠点)消極的→(利点)注意深く物事を考える方ですね
(欠点)せっかち→(利点)行動力のある方ですね
●リフレーミング●例文
(否定的)どうせできなを→(肯定的)きっと上手く行くと言葉を変えてみる
(否定的)もうダメだ→(肯定的)何とかなる
(否定的)あと5分しかない→(肯定的)まだ、5分もある
(否定的)心配しないように→(肯定的)安心してね
(否定的)間違えないように→(肯定的)正解できるようにしようね
●ポジティブ・リフレーミング●例文
(否定的)落ち着きがない→(肯定的)行動力のある
(否定的)神経質→(肯定的)繊細な、細やかな
(否定的)頑固者だ→(肯定的)信念を持っている
(否定的)意思が弱い→(肯定的)協調性がある
(否定的)飽きっぽい→(肯定的)流行に敏感な
(否定的)優柔不断→(肯定的)物事を慎重に考える
(否定的)怒りっぽい→(肯定的)情熱的、感情豊かな
(否定的)わがまま→(肯定的)自分に正直
★リーディング★
相手がさらによりよい状態にリードする効果的質問
<5W1Hの質問でリードする>いつ?どこで?誰が?何を?なぜ?どんな?
ホエンWhen(いつ?どんな時に?)
ホエアWhere(どこで?どこに?)
フーWho(誰が?どんな人)
ホワットWhat(何を?どんなことを?)
ホワイWhy(なぜ?どうして?何のために?)
ハウHow(どんなふうに?どうやって?どのように?)
※ホワイWhy「なぜ?」「どうして?」「なんのために?」は、
相手の考えや感情を否定する印象を与えるためカウンセリングでは使いません。
友達や職場関係などのコミュニケーションとして用いる
●オープンクエスチョンの活用●※How (どんな)の質問法
「はい」「いいえ」で答えられない質問をすることです。
「オープンクエスチョン」の質問!!
簡単に言いますと、「どんな感じがしますか?」「
どのようにしたらできると思いますか?」の様な質問です。
例えば、先週、映画に行った友達に「先週の映画は、良かった?」と聞いたとします。
友達は、「良かったよ」とか「良くなかった」といった返答をする方が多いと思います。
この質問は「はい」「いいえ」で答える「クローズクエスチョン」で、会話が広がりません。
「オープンクエスチョン」を使った質問を友達にすると「先週の映画は、どんな内容だったの?」
と聞くと相手により詳しく自由に答えてもらう事が出来ます。
「どんな」「どんな時」「どんなこと」「どのように」「どの位」など。
※オープンクエスチョンは、カウンセリングの傾聴の時に用い入ります。(ドアオープナな質問です。)
★ニューロ・ロジカルチェック★
ニューロ・ロジカルチェックとは、自分自身を知り、本質を確認することです。
現実の問題にどうしても一つの対応策しか考えられなかったり、解決策が
思い浮かばなくなった経験は、少なからず誰もが経験してるとおもいます。
そんなときに、一度外側から自分を見て『問題』や『行動』に対して自分がどんな
『関係』にあるのかを6つのレベルから自分自身の問題を深く探って考察します。
※ロバート・ディルツ博士が考案した神経学
人間の学習と変化レベルには6つの階層がある、という考えに基づいてる。
①環境
人が認識し、対応しなければならない環境要因。「自分はどこにいるのか」
環境要因が状況や制約を決定し、人はそれに基いて行動します。
②行動
自分がいま何をしているのか?自分のどんな行動が問題なのか!?
一切の思考の枠を取り外し、行動そのものについて考えます。
③能力
行動のために、自分がどんな能力を発揮しているのか?自分は、何ができるか?
例えば、『話す』という行動にも、『声を出す』『日本語を認識する』など
さまざまな能力が発揮されています。それらを細かく抽出していきます。
④信念・価値観
信念や価値観には、行動を制限している『思い込み』にもなっていす。
『自分は、男だから』『私は、女だから』『自分は、齢だから』『私は、母親だから』
など、そういう固定観念が自分を縛っていないか?
『自分が価値を認めてるもの』について、よく考えてみます。
⑤自己認識(ミッション)
自分が誰で、どのような役割があるか?会社や家庭、また一歩外に出た世界でも、
あなたの役割は変わってきます。その役割に求められる、本来の目的も異なります。
それらをひとつ、ひとつ検討して、『自分がやろうとしてることは正しいのか』を考えます。
⑥家族・仲間・社会・組織(ビジョン)
家族や仲間に対してどんな存在か、どんな価値観を差し出せるか?
社会に対してどんな貢献ができるか?について、よく考えてます。
★アウトカムの設定★
質問によって自分自身が目標とするゴールを明確にし、それに向って
具体的に何をするのかを探りだす、効果的なワークです。
●アウトカムの設定の段階●
人間の脳は、五感の神経を通じて情報を収集する
↓
五感の情報を整理・再構築して内部イメージ化する
↓
言葉による意味づけ(解釈)を行う
↓
プロセス(処理)を経て、思考・行動の指針
(物事を進めるうえで頼りになること)となる
↓
『頭の中の地図』を描きます。
これによって初めて、潜在意識に刷り込むように目標が書き込まれ
脳の自動ナビゲーションシステムが始動します。
『目標設定は、まず最初に五感で感じる』ことが大事です。
『言語化、文字化は、脳にとっては、最終確認』です。
●アウトカムの設定質問例●
①今から○年後、あなたの手に入れたい成果は具体的に何ですか?
『手に入れたい成果』として、自分の望む未来の状態を書きます。肯定的に述べる
こと、主体的であること(自分の行動によって達成できること)が、条件です。
②成果を手に入るために○○さんは、何をしますか?
成果が手に入ったことを証明するモノ、こと、証拠を聞いてます。
何をもって目標を達成したいと確認できるのかを答えます。
③それを手に入れると○○さんは、どうなりますか?
自分自身、人間関係や周りの環境がどう変わるか、具体的に答えます。
④○○さんが、すでに持っているリソース(資源)才能・能力・知識・資格等は何ですか?
『人は、すでに必要なリソースをもっている』をおもいだしながら、目標達成に
役立つリソースをあげてゆきます。
⑤成果を手に入れるために、○○さんにさらに必要なリソースは何ですか?
これから手に入れる必要があるリソースを手に入れるためのリソースもまた、
すでに自分の中にあるはずです。
⑥いま成果を手に入れるのを恐れる理由、制限をかけているものは何ですか?
望む成果を手に入れるのとに制限をかけているものを洗い出します。
自分を振り返り、目標達成の障害となりそうな精神的・物理的な要因
思考パターンなどをあげてゆきます。
⑦成果を手に入れることは、○○さんにとってどのような意味がありますか?
成果を手に入れることは自分にとってどのような意味があるのかを考え、
『メタ・アウトカム』を発見します。「○○を得ることで(することで)何が得られますか?」
⑧では、○○さんの最初にとる行動は何ですか?
最初の一歩として何をするかを明らかにします。
※4W1H(いつ、どこで、だれが、なにを、どのように)
★チャンクダウン(効果的な質問)★
チャンクダウンの質問例
・誰と行いますか?
・いつ行いますか?
・何を買いますか?
・どの位ですか?
・具体的に言うとどんなことがあるでしょう?
・どんな~
・どんなとき?
・どんなこと?
・どうしたら~ができますか?
・どのように
●話を具体化・明確化して気づきを促す。
●話の塊(かたまり)を小さくして理解、実行しやすくする。
「チャンクダウン」とは「塊(かたまり)」をほぐすことです。
話が漠然としているときに、話しを明確にするため、
「塊(かたまり)」をほぐし詳細を確認します。
★チャンクアップ(効果的な質問)★
チャンクアップの質問例
・そのことができたら、何が手に入りますか?
・そのことができたら、どんなことが起こりそうですか?
・それは、どんな価値がありますか?
・それは、どんなことに役立っていますか?
・それを手放したら、どんなことが起こりそうですか?
・~すると、どんないいことがありますか?
●目標・行動の意味合いを考えさせる。
●全体を見る。
●発想を広げる。
「チャンクアップ」とは、より大きな「塊(かたまり)」をつくることです。
★メタプログラム★
メタプログラムは、知覚のフイルターの中で最も無意識的の心理フイルターです。
記憶には、意識できる記憶と意識できない記憶があるようにメタログラムは、
全く意識することができません。
そのため、このメタプログラムは、私たちの個性を決定づける強力な要因です。
(スイスの精神科医・心理学者)カール・グスタフ・ユングの分析心理学をベースに、
キャメロン・バンドラーが考案したメタプログラムです。
メタプログラム(Meta Program)
「メタプログラム」とは、人それぞれが持っている
「固有の心理的プログラム」(固有の認識パターン)を意味します。
「メタ」とは、ギリシャ語に由来する「~より上の」「~を超えた」
などを意味する言葉です。
「プログラム」とは、 ここでは、人それぞれの「思考や行動のパターンを
生み出しているもの」を意味します。
●基本的なメタプログラム●
直感:そのものから別のひらめきが思いつく。
情報:情報を基に物事を決める。事実を重視
外向的:社交的・陽気・行動的心のエネルギーが外界に向いている人
内向的:控えめ・我慢強い心のエネルギーが自分の内面に向いている人
デソシエート(考える・思考型):物事を理論的にとらえる。
アソシエート(感じる・感情型):自分の好き嫌いで物事を判断する。物事をそのまま感じとる。
判断する:決断力がある、計画的・判断力、変化に弱い(嫌う)
受け入れる:臨機応変、協調性がある、変化に強い、自主性がない
複合的メタプログラムチェック
①方向性フィルター:積極的or消極的動機
②理由のフィルター:可能性or必要性
③参照枠フィルター:外的参照枠or内的参照枠
④チャンクサイズフィルター:全体情報or詳細情報
⑤関係フィルター:マッチングorミスマッチング
⑥時間の志向フィルター:過去or現在or未来
⑦時間の保存フィルター:インタイムorスルータイム
⑧興味フィルター:人or場所or物事or活動or情報
⑨確信フィルター1(表象系フィルター):視覚型or聴覚型or感覚型
⑩確信フィルター2(実証フィルター)1回or数回orある期間
★メタモデルの質問★
メタモデルの目的は、無意識のうちに省略・削除してしまった情報を
取り戻したり、歪曲( 物事をゆがめて見る事 )をしてしまった情報を
修正したり一般化によって設(もう)けられてしまった制限を取り除く
ためのものです。 その結果、相手に新しい視点で物事を考えてもら
うことができ、より幅広い可能性を発見させることが、できるのです。
何も問題のない状態や素敵な出来事には、使う必要はありません。
●[省略]された情報を取り戻す質問方法●
(省略)「誰が」「どのように」「何と比べて」など
と聞くことで省略は解きほぐされます。
[単純省略][比較削除][名詞化]
[不特定動詞][指示詞の削除]
●[歪曲]された情報を取り戻す質問方法●
(歪曲)「どうしてそう思うのか?」「何がそう信じさせるのか?」
などと聞き直すことで歪曲を解きほぐされます。
[因果関係][複合等価][読心術][判断]
●[一般化]された情報を取り戻す質問方法●
(一般化)一般化には「もし○○したらどうなるの?」
「何がそうさせないのか?」と言う質問で対抗する。
[全称限定詞][可能性の様相記号]
[必要性の除法助動詞][前提]
★肯定的意図★
すべての行動には、肯定的意図がある
一見マイナスに見えてしまう行動にもプラスの意図が隠されています。
すべての行動に失敗はなくその行動には価値を生かせる状況がある。
●肯定的意図の例●
(マイナス思考)いつも寝坊をしてしまう。
↓
(肯定的意図)
寝坊することで睡眠を多く取ることができます。
睡眠時間が多いと疲れが解消されます。
(マイナス思考)人に自慢話をする。
↓
(肯定的意図)
自分の良いところ伝えることが(アピール)できます。
承認欲求が、満たされ前向きな気持ちになれます。
(マイナス思考)仕事を詰め込む。
↓
(肯定的意図)
仕事が多いと自分が必要だと感じられます。
忙しいことで、自己認知が得られます。
★ミルトン・モデル★
提唱者:ミルトン・エリクソン博士の言葉のマジック(催眠療法・言語構造の第1人者)
~潜在意識の扉を開く伝え方~
名詞化
「学び」「好奇心」「幸せ」「喜び」「理解」
など、不特定で抽象的な名詞を使う。
「心理学を学ぶ事で気づきがあります」
●削除●
「何を」の目的語が欠落した文章。
「あなたは、できます。」
●埋め込まれた、質問・命令●
質問や命令をされた
という意識を聞き手に
与えず、答えさせる。
「私は心理学からあなたが何を学びたい
と思っているのかを、知りたいのです。」
「○○を教えてくださったら
なぁと、思うんですが?」
●前提●
文章の構造、言葉の使い方、非言語の
使い方に「前提」が埋め込まれている。
「この講座の後、仕事に対する
姿勢は、どう変わりましたか?」
「もし、そうだとしたら」「あるとしたら」
「あえて考えてみると(みたと)したら)」
●接続詞(リンキング)●
原因結果(~が、~させて)
『経験』と『経験』の間
には、相互に関連性
がある。接続詞を利用
して関係性を認識する
「心理学を学ぶ事が、あなたを
豊かな気分にさせてくれます」
●会話文中の要求●
『問いかけ』と思わせる
発言の中に、命令が挿
入されている。命令され
たいとおもわれない。
「何が欲しいか、言ってくれますか?」
「なんども練習して、もらえますか?」
「違った方法でやり直して貰えますか?」
★メタファー(隠喩)★
●引用
・成功者、権威者のある人の話を引用する
・相手と自分以外の第三者の言葉を利用することで、相手の抵抗を少なくします。
『イチロー選手が言っていたんだけれどね~ 』
『この間のニュースで見たんだけど○○女優が・・・』
●ことわざ
・よく知られている「ことわざ」を用いて伝える。
「石の上にも3年」 忍耐力の大切さを説く
●身近なストーリー
・自分や身の回りの人を題材にしたストーリーを話す。
・身近なストーリーの状況が相手に近いことで、共感力や影響力を与える。
「私の若いころの話しなんだけれど~」
「以前勤めていた頃の上司との間にあった出来事なんだけれどね~」
●寓話・おとぎ話し
・肯定的な結末を迎えるお話し
アンデルセン物語 日本昔話しなど 漫画、小説、絵本など
メタファーとは寓話からの事例を説明することで聞く側の理解や納得を
確かめる方法のことをメタファーといいます。
※寓話とは、道徳的な教訓を伝えるための短い物語・たとえ話である。
★S・C・O・R・E・(スコア)モデル★
S・C・O・R・E・モデルで問題解決
に効果的な意識状態を構築する
●建設的な問題解決をする事ができるテクニック●
仕事がうまくいかない、人間関係がうまくいかないなど、
いろんな問題が絡んでいる場合は、
まずどんな解決方法があるかを検討します。
そこで有効なのがS.C.O.R.Eモデルです。
このスキルは、効果的な解決方法の戦略(ストラテジー)を
練ったり感情を整理するのに適しています。
S.C.O.R.Eモデルは、5つの質問に回答していきます。
1「Symptom」(シィンプタァム)現状→現在の問題で、気づいている事柄は?
(問題となっている困難や不快な感情、思考などを指します。)
2「Cause」(コーズ)原因→現状の問題を作り出しているものは?
(問題となっている感情や行動などを引き起こすキッカケとなる考え方を指します。)
3「Outcome」(アウトカム)目標→現状とは違う望ましい状態や目標は?
(現在の状態から抜け出し、達成したい目標(状態)のことを指します。)
4「Resource」(リソース)資源→原因や現状を変化させて、目標達成できる要因は?
(現在の状態から抜け出す為に必要となる考え、信念、価値観、感情を指します。)
◎メンター(助言者・指導者・信頼のおける相談者)に助言を乞う。
イメージのなかで「助言」や「応援」をしてもらいたい人物をメンターとして、
自分が抱えている問題解決のヒントを貰う。
例えば、「あの人(メンター)なら、こんなふうに言ってくれるはずだ!」
5「Effect」(エフェクト)結果→目標を達成した事によって、得ることは?
(目標(状態)を達成したあとの結果を指します。)
抱えている問題について、各要素ごとに考えることで、
問題解決に対する新たな情報やリソース(問題解決する力・資源)を得ることができて、
問題解決に対する選択肢も増えることになります。
その結果、思考が柔軟になって、効果的な戦略(ストラテジー)が見つけやすくなります。
このスキルを使うことで、問題解決に向けて適切な決断をくだすことができ、
現在の状況や人間関係において、効果的に変化できます。
T.O.T.E.モデル(目標達成に近づく実践モデル)
S.C.O.R.Eモデルで達成したい課題や目標ができたらコールを目指すための
プロセスT.O.T.E.モデルを活用する。
目標を適正化した後は、目標達成に向けて動いて行く
~目標達成に向かうプロセス~
T (Testテスト)試す
目標(目的)に近づいているかを確認する
現状と目標とを比較し差があるかどうか検討する
O (Operateオペレイト)操作(実行)
目標(目的)にどれだけ近づいたか確認する
様々な手段・行動ができるように柔軟性を持つ
T (Testテスト)試す
目標(目的)にどれだけ近づいたか確認する
現状と目標とを比較し差があるかどうか検討する
※ギャップ又は、一致感が無い場合は、再度Operate (操作)に戻りTest(試す)をします。
E (Exitイグジット)出口(達成)
現状と望ましい状態とのギャップが無く、一致感
があれば、Exit(出口)で終了です。
失敗という概念はない!失敗ではなく、(テスト)をしただけなので、がっかりする必要などありません。もちろんその過程では別の方法を試す必要性があり物事を失敗と捉えず現状と目標との間にギャップがあるのなら、何度でも「テスト・操作(実行)・テスト」という作業を繰り返せばいいのです。
「失敗はない。フィードバックがある」※行動や振る舞いの反応の結果を基にして修正することです。
望ましい状態と現状を比較(T)、行動し(O)、繰り返しチェックしながら(T)、目標達成を目指す(E)!!
★ディズニー・ストラテジー・モデル★
自身の中の3人の知恵を借りる!
ウォルト・ディズニーの成功パターンをモデル化したワークです。
創造者ディズニーは、夢を信念とした(ドリーマー)本人と、
周囲に現実者(アリスト)批判者(クリティック)という、
それぞれの視点・思考パターンをもつ三つの異なるパーソナリティーである
人材を配し、世界的成功を収めたと言われています。
このワークで、自分の中にいるドリーマー、リアリスト、
クリティックの知恵を借り、三者の意見を統合して、目標や計画を
実現可能な形に練り上げて行きます。
①ドリーマー (創造的)のポジション
目標を明確化する
○○したい視点
創造的、つまり夢を見ている人のこと。「あの人、ほら吹きじゃないの」といわれるぐらいに、
非現実的なことばかり話しているような人がこのポジションに位置する。
実はウォルト・ディズニー自身がドリーマーで、夢のようなことばかり言っていたと、
伝えられています。このドリーマーのポジションに入ると、できないことはない。
何でもできてしまう。ほしいものは何でも手に入るし、怖いものなしの状態です。
②リアリスト (現実的)のポジション
行動計画を立てる
必要なことを計画する視点
夢や目的を達成しようとする方向に歩いていく、現実的な人がこのポジションに位置する。
「これを手に入れるためには、どういう行動をしたらいいだろうか?
まずいつまでに、何をしようか」と戦略を立てて行動する人がこのポジションに位置します。
③クリティック(批評的)のポジション
目標と現実のギャップを考える
足りないモノを探す視点
建設的な観点から批評する人が位置するポジション。
「こんな夢見たいなことばっかり言っているけど、ちゃんと準備してあるの?」
「計画立てたみたいだけけれども、みんなに伝えてあるの?」など、
きちんとできているかどうかを分析し、チェックする人がこのポジションに位置します。
※この手法が生み出されたのは、フリッツパールズのゲシュタルト療法が発端です。
★サブモダリティ★
人は、五感という知覚の扉(モダリティ)を通じて経験します。
映像、音、温度、感度、におい、味などの感覚をどのように感じているのかを具体的に、
識別可能な構成要素に細分化したものを『サブモダリティ』といいます。
サブモダリティは、自分で意識的に調整もできることです。
サブモダリティを変化させると、その体験にまつわる自分の印象や解釈(意味)
も変化します。暗い思い出を無色透明に変えたり、薔薇色の思い出をより明るく
輝かせることも自分で自由に『演出』が可能なのです。
★タイムライン★
空間に「時間の経過」をあらわすラインをイメージして、時間の概念、時間の組織を変化させます。
実際に、空間ラインをイメージし、体を動かすのでVAKOG(五感)の全てを駆使し、効果的にイメージできます。
一直線の時間軸を設定し、そこを自分が歩いて移動することで過去・現在・未来の自分を体感する。
頭の中だけで考えるのではなく、実際に地面や床にラインを描き、身体を使って行うことで、
五感のすべての感覚を駆使し、効果的に結果をあらわせます。
現状に行き詰まっているとき、過去や未来から自分の力となるリソースを受けたいとき、
過去のネガティブな体験やこだわりを書き換えたいとき、望ましい未来を創造したいときなど、さまざまな目的で使えます。
★ポジション・チェンジ★
まったく違う視点から新しい意見や解決策を得られます。
ポジション・チェンジは、「相手との関係改善のための特効薬」と考えられています。
人は、自分中心に目に入るものを捉えて相手の事情や心情をくみとることに不慣れです。
これが相手とのコミュニケーションを図る上でのハードルになっている場合が多いです。
例えば、幼い時から「頑張りなさい」「おとなしくしなさい」「ダメな子ね」と言われ続けてきたとしたら、
それ以外のことをする自分は受け入れられなくなってしまうかもしれません。
そんなとき、自分自身や向き合う相手の本音や深層心理を知るスキルが、
このポジション・チェンジです。自分の立ち位置を確認すると同に、視点を変化させることによって、
ものの見方や感じ方までも変えることができる画期的なスキルです。
NHKの番組で、メジャーリーガーのイチロー選手が、自身がスランプを脱出する方法をお話されております。
「スランプに陥ると、ライトスタンドから観客として自分を見つめます。
ライトスタンドの観客席から、バッターボックスにいる自分と相手の
ピッチャーを眺めます。 客観的な立場からバッターボックスにいる、
スランプに陥る自分を見ることで、主観的な立場では、気づくことが
できないことに気づくことができるからです。」 (イチロー選手)
ピッチャーに対してどう向き合っているかです。
自分の欠点は、自分では、分からない事がおおいものです。
他人から見れば直ぐ分かる欠点ですが、他人は、なかなか欠点を指摘してくれません。
そんなイチロー選手のスランプ脱出方法はポジション・チェンジに良く似た方法で語られております。
イスを3つ用意して、ポジション①(自分)とポジション②(相手)が向き合うよう
にイスを置くようにする。リード役が、それぞれのポジションの役割をつたえます。
「ポジション①自分の立場で意識して相手を観察し自分の思いを述べるポジションです」
「ポジション②相手の立場で意識して自分を観察し相手の立場になって、思いを述べるポジションです。」
「ポジション③自分と相手とは関係のない第三者の立場(中立)で意識して相手と自分の関係性を観察し
三者の立場で思いを述べるポジションです。」
★6段階リフレーミング★リフレーミング
否定的な行動パターンを上手く変える!!
◆改めたい癖や習慣を改善
自分にとってマイナスの癖や行動パターンには、肯定的な意図が隠されていると考えます。
その肯定的な意図を尊重しながら、振る舞いや行動、反応を別のものにしていこうというのが
6段階リフレーミングと呼びます。
●6段階リフレーミングの流れ●
➀リフレーミングで受け止め方を変える
視点や見方を変えて、ネガティブな思い込みを
ポジティブ・リフレーミングする。
②状況のリフレーミング
適切な状況では価値をもつことを導く見方です。
この振る舞いは、どんな状況で価値をもつのか考える。
③内容のリフレーミング
行動や事柄の意味づけを、他の意味を見出して
価値あることとする。
④6段階リフレーミング
肯定的な意図を否定せずに、別の方法(行動)で肯定的な
意図を満たそうと考える。
●リフレーミング●例文
(否定的)どうせできなを→(肯定的)きっと上手く行くと言葉を変えてみる
(否定的)もうダメだ→(肯定的)何とかなる
(否定的)あと5分しかない→(肯定的)まだ、5分もある
(否定的)心配しないように→(肯定的)安心してね
(否定的)間違えないように→(肯定的)正解できるようにしようね
●ポジティブ・リフレーミング●例文
(否定的)落ち着きがない→(肯定的)行動力のある
(否定的)神経質→(肯定的)繊細な、細やかな
(否定的)頑固者だ→(肯定的)信念を持っている
(否定的)意思が弱い→(肯定的)協調性がある
(否定的)飽きっぽい→(肯定的)流行に敏感な
(否定的)優柔不断→(肯定的)物事を慎重に考える
(否定的)怒りっぽい→(肯定的)情熱的、感情豊かな
(否定的)わがまま→(肯定的)自分に正直
★アンカリング★
アンカリングとは、外部刺激と内部反応を結びつけるプロセスをいいます。
アンカリングを利用することで、内部反応をスピーディに呼び起こしたり、
相手に悟られずに引き出したりすることができます。
アンカーとは、英語で船の錨(イカリ)のことです。
錨を沈めて船を港に留めておくように、呼び覚ましたい状態(感情、感覚、イメージ)を
身体の特定の部位や動作に記憶させることです。
■再アンカリング
アンカーが起こったとき、そこから新しい感じ方、行動の仕方、
反応の仕方などを見つけるために行います。
<アンカリングの例>
①視覚的
特定のジェスチャーを用いる。色・目からの方向
②聴覚的
特定の言葉や声の調子を用いる。声の大きさ、肯定、速さ、位置、距離
③感覚的
腕に触れる、肩に手を置くなど。圧力、リズム、温度
■インステート
インステートとは、経験のなかに完全に浸っている状態のことです。
<アンカリングの例>
①経験の強度
なんてことのない感情や状態に対してアンカーを作っても意味が無い。
今までの経験の中で最高の気分を味わった時やこんなふうだったら最高と思うことを浮かべる。
②ユニークな刺激
アンカーは、どんな方法でもいいですが、手を握るとか 腕を組むなどのように、
日常でよく行う動作は好ましくありません。必要のない時にアンカーが発火する為です。
ですから「ユニークな刺激」である事が大切です。
普段あまり触れない場所を触るとか、耳を引っ張るとか「やー」といったかけ声でもOKです。
③アンカリングのタイミング
経験のピーク直前!!人は、いつまでもその特定の感情の中に入り込んでいることはできません。
ピークをむかえた後、徐々にさめていくのが普通です。
そのためアンカーは、その感情がピークに達する少し前のタイミングで作ります。
④アンカリングの正確さ
再現し引き出せる際の正確さ!必要な時にいつでも使える刺激である事が大切です。
★アンカー★
アンカーは、ひとの特定の反応とそれを引き出すための条件付けられた刺激のことをいいます。
アンカーは自然に発生することもあれば、意図的にかけることもできます。
たとえば「ベルが鳴ったら、教室へ入る」というのも「ベルをならす」ことがアンカーであり、
「教室へ入る」というのが「反応」です。
アンカーは、経験(視覚、聴覚、感覚)の一面であるため、
覚えてないと思われる記憶などその時に抱いていた感情など、経験全体を呼び起こすことができます。
<例>
●昔の歌を聞いて、当時を思い出す。
●懐かしい匂いで子供時代を思いだす。
●写真を見て、その時の情景を思いだす。
この例題のように、皆さんが経験した事が、(それが、肯定的であれ、否定的であれ)
その時のさまざまな感覚を覚えていて、アンカーによって呼び起こされるのです。
※訓練しだいでなりたい自分に瞬時になれる体内スイッチをつくることも可能です。
アンカーの種類
① 無意識のアンカー
サブリミナル効果(潜在意識、意識と潜在意識の境界領域に刺激を与える)
② 繰り返しのアンカー
CM、条件反射(無意識でする行動)
③ 瞬間のアンカー
大きな影響(トラウマなど)