心理学(恋愛/ビジネス)
論理療法(ABCDE理論)
論理療法(ABCDE理論)
「受け止め方を変えることで、悩みが減少する!」
ビリーフシステム(価値・評価基準)の改善
私たち人間は、悩み問題を抱えるのは、起きた出来事にたいしての考え方や受け止め方で決まってしまうのは、ご存知でしょうか?例えば、せっかくの休日に雨が降ったとします。皆さんは、どのような受け止め方をされるでしょうか?「せっかくの休みなのに雨が降ってついてないな~」と多くの方がそう思うのではないでしょうか?私もそう思います。但し、この出来事にたいして過剰に思い込み過ぎることは精神的には、良くなく起きた出来事に対して「反論・反駁」を試みてより良い受け止め方や考え方に変容していくことがとても大事になります。この「反論・反駁」がよりよく出来ないかたは、常に物事の捉え方が、白黒思考になっておられるかもしれません。白黒思考の修正は、簡単に変える事は困難ですが、考え方を「7:3」に分けて受け止める事を心がけることから始めていただくことをお勧めします。7割マイナスに「ついてないな~」「休みに限って」と捉えても残りの3割は、「しょうがないか~」「雨が降っているからお店がすいているかもしれない」「雨だから室内で遊べる所に行こう」などの受け止め方を身に付けると良いです。起きた出来事は、変えられないですが、受け止め方は変ることが出来ます。起きた出来事は、変えられないですが、感情は、受け取り方によって変えることが出来ます。但し、すぐにこの受け止め方が身に付くことはないので普段の積み重ねで構築されます。この考え方を提唱された(米国)心理学博士アルバート・エリスの論理療法(ABCDE理論)をご紹介いたします。
A:Activating event 出来事・状況(おきた出来事 変える事のできない出来事)
B:Belief 信念,受け止め方,考え方(人間だけができる 出来事に対して感情が変化する)
C:Consequence 結果の意(悪い受け止め=ストレス/悩み 良い受け止め=成長のきっかけ)
D:Dispute 反論・反駁(心理的問題や不適応状態に対する論理的な反論や有効な反駁)
E:Effect 効果(気分の落ち込みや感情の悪化などの問題を未然に予防できる効果的な新しい信念)
A「出来事・状況」がB「受け止め方」に対して、自分でD「反論・反駁」を試みて新しい価値観E「効果」を作り出してC「結果」を変えて行くことです。つまり、自己成長していくと言うことです。
例えば、「人間関係」で悩んでいるとします。A「出来事・状況」には問題がないわけです。自分のB「受け止め方・考え方・信念」に問題があるのです。自分でB「受け止め方・考え方・信念」を変えないといけないのに、D「反論」が、自分の殻から出ないで、現在のB「受け止め方・考え方・信念」でしか考えないので、まったくB「受け止め方・考え方・信念」がレベルアップされないためです。D「反論」「でもね~」「わかっているけど」これらの言葉は、自分の殻から出たくない人が言う言葉です。「スランプ」も、自分のB「受け止め方・考え方・信念」によって引き起こされています。過去はどうあれ、本当はこうあるべきとか、A「起きてしまった出来事」過去の事をずっと悩んでも解決しないのです。自分自身のB「受け止め方・考え方・信念」が、C「結果」に影響しているのです。A「今の状況」が、原因であるならば、ここから脱出する方法は、B「考え方」を変えることです。その為には、B「受け止め方」に自己責任(自立・自律)を持つことです!自律とは=自分をコントロールすることです。自立とは=自分で物事を考え行動することです。