心理学(恋愛/ビジネス)
心理学(その他)
マニックス・ディフェンサー
心に葛藤を抱えているにも関わらず
そのことを隠すために無意識に明るく
振る舞ったりする。
例えば
SNSで毎日キラキラした投稿ばかりを過剰に続ける人など
一見幸せそうに見えますが、他人の反応(承認欲求)を得ることで
なんとか自信がない自分を元気づけ心の傷を隠しているのです。
その投稿記事をみて羨ましがる人は、その人(投稿者)に利用され
ているのです。
ジェームズ・ランゲ説
アメリカの心理学者ジェームズと
デンマークの生理学者ランゲ提唱
人間の体の動きと感情に関する学説
例えば
悲しいから涙が出る(×)のではなく
涙が出るから悲しくなる(〇)のです。
ですから、悲しい時や元気がない時
意識して、笑うとハッピーな気持ちに
なるのです。(作り笑顔でも効果的)
楽しいポーズや表情を明るく変える
ことで、心をプラスの方向へ導けます
シロクマ理論(努力逆転の法則)
不安はその場ですぐに声にだす!!
相手が目上の人で自分の言動に対して
不機嫌そうな素振りををされると、怒ら
せたのかどうか確認したいのに不安で確認
できないことはよくあります。
しかし、後々考え込み不安が増します。
その解消法は、相手に「確認」しない限り
不安は消えない。
もし、相手が怒っていたとしてもその場で
怒られた方が、一時的に落込むかも知れ
ませんが、その方が気持ちがスッキリします。
もし、その場で確認できない場合は、シロクマ理論
※シロクマ理論(人間の記憶力に関する現象)
アメリカのウェグナーという心理学者が、1987年に
「シロクマ実験」なる実験を行いました。
白くまの映像を3つのグループに見せたあとそれぞれの
グループに次のようなお願いをしました。
グループA:「シロクマのことを覚えておいてください。」
グループB:「シロクマのことを考えても考えなくてもいいです。」
グループC:「シロクマのことだけは絶対に考えないでください。」
期間をおいて調査したところ映像を鮮明に覚えていたのは、
なんとグループCの人たちでした!!
(皮肉過程理論)とか (感情抑制の逆説)と呼ばれています。
忘れようと意識すればするほど記憶に定着してしまう現象です。
心理学でいうところの努力逆転の法則です。
ですから、「忘れようと」意識するのではなく
「ま、いいか」と口に出すことで自然と忘れて行きます。
なぜなら、過去は変えられないからです。
大事なのは、「今」です。
「今」を大事にすることで、未来も良い方向に変わります。
過去をわすれて、現在と今に目を向ける事こそ大事です。
そうすることで、余計なストレスを抱えなくて済みます。
HSP(繊細な人)
アメリカの心理学者エレイン・アーロン博士がHSPという概念で提唱!
脳の神経システムレベルの話で人よりも敏感に物事に反応!5人に1人
感じる力が人よりも強く、自分の外側にある事はもちろんのこと
自分の内側で起きている事もよく感じ取る人です。
感じる力が強いというのは、一見良いようにも聞こえますが
当の本人たちはそのせいで普通の人よりも疲れやすく
そして傷つきやすくなっています。
自分は人よりも繊細で、人一倍いろいろな事に気づいてしまうし、人一倍
そのことで疲れてしまっているかもしれないと「自分の心を押し殺す」!
つまり、自分のそうした繊細な感性を押し殺し、なるべく自分の心を「無」
の状態に保とうとしてしまう事です。 自分の心を深く閉ざしてしまうと、
自分にとって悪いものだけではなく良いものまで全て感じ取れなくなる。
「心を閉ざして自分を殺す」といった極端な道に走る必要はありません。
「自分は人よりも、もともと繊細なタイプなんだなあ」と気楽に思いましょう。
学習性無力感
提唱者:ポジティブ心理学者マーティン・セリグマン
実験:犬で行われた実験で、一度、無理だと
思うと行動するのをあきらめてしまう!
例えば
サーカスの象は、小象のころから足首を鎖でつながれています。
象は力が強いので、鎖を引きちぎって逃げ出すことができるはず
ですが、小象のときに「抵抗しても無理」とインプットしいる為です。
大きくなれば簡単に鎖を引きちぎって逃げることができるのに、
小さい頃の「無理だ」という無力感を学習したことで、「逃げる」と
いう発想が無いのです!この現象は、人間にも当てはまります。
ケース・フォーミュレーション
書籍:精神分析的ケース・フォーミュレーション
著者:ナンシー マックウィリアムズより提唱
ケース・フォーミュレーションを日本語に訳すと=事例定式化
クライエントからお話を聞いたり(心理アセスメント)しながら
[見立て]をして、支援の方針を定めるといった意味合いです。
※心理アセスメントとは、面接や検査を通してクライエントが
抱える問題を客観的に明らかにすることです。
自動思考は、それを意識的に客観視しようとしなければ全く
気づくことができません。なぜならば、その思考の中に自分
の意識が埋もれてしまい、気づくことができないからです。
そこでおすすめなのが ”ケース・フォーミュレーション ”
という方法で自分の自動思考を掘り下げて客観視できます。
※自分自身を客観的に認知する能力を「メタ認知」と呼ぶ。
匿名性の心理状態
●匿名だと攻撃性が増します。
攻撃性と匿名性の関係を実験した、
(米)心理学者ジンバルドは、
3人の女性に目だけが開いた頭巾を
かぶってもらい、互いの顔が分から
ない時と頭巾をかぶらないで互いの
顔が分かる時のどちらの状態の方が
より攻撃的になれるかといった実験
を行いました。
結果は、何も被らず顔を見せている
時より頭巾を被っている状態の方が
より攻撃的になれることがわかりました。
匿名性の状態を「没個性化」と呼び、
この状態になる要因として、
ジンバルドは次の4つを挙げています。
①匿名性の保障
②責任が分散
③興奮
④感覚刺激が多すぎる
この状況になると、人は自己監視が甘くなり、
目の前の刺激への感受性が増大し、直情的に
反応し、長期的な見通しもなくなると提唱
●フラストレーション攻撃仮説
心理学者ミラーとダラードの唱えた
「フラストレーション攻撃仮説」です。
この仮説では、人は欲求不満状態に陥ると
攻撃行動を起こすと説明されます。
フラストレーションが大きければ大きいほど、
攻撃性は強くなるというのです。
日常生活の中では、フラストレーションの
原因に直接怒りを爆発させるのは、難しいです。
フラストレーションの発散で多い手法は、
影で悪口を言うといったことです。
その他にSNS上でネット炎上の対象者などです。
自己正当化
自己正当化とは、明らかに自分に落ち度があるにもかかわらず、
身勝手な理由を並べて自身の立場を弁護することです。
自己正当化をする人は、失敗の原因を他者や状況に押しつける
ことで、精神的な苦痛から逃れようとします。
心理1:責任の追及から逃げたい
心理2:失敗を過度に恐れている
心理3:自分は周りより利口だと思い込んでいる
心理4:バレなければ何をしても構わないと思っている
心理5:自分のプライドを守りたい
●自己正当化のメリット●
メリット1:自分の正しさを主張する“材料”を探すことができる
メリット2:他人より優位なポジションに立てる
メリット3:交渉において一時的だが大きな利益を得られる
●自己正当化のデメリット●
デメリット1:ミスに対する恐怖心を克服できない
デメリット2:人間関係におけるトラブルの“原因者”となりやすい
●自己正当化から抜け出す手段”自己受容”
自分を正当化する「見かけの因果律」から抜け出す手段は?
劣等コンプレックスを克服するには、「自己受容」が不可欠です。
自己肯定とは、できもしないのに「わたしはできる」
「わたしは強い」と、自らに暗示をかけることです。
自己受容とは、仮にできないのだとしたら、その「できない自分」
をありのままに受け入れ、できるようになるべく、前に進んでいく
ことです。自らに嘘をつくものではありません。
例えば、、30点の自分に「今回は、運が悪かっただけで、
本気をだせば自分は100点なんだ」と言い聞かせるのが自己肯定です。
それに対し、30点の自分をそのまま受け入れた上で「100点に近づく
にはどうしたらいいか」を考えるのが自己受容になります。