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2020-02-25 05:47:00

バックナンバー[2016年執筆]心理コラム㉟「怒りの感情コントロール」

 

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コンビニLAWSON滋賀(Free! paper) ピーナビ2016年に執筆しました。

バックナンバー心理コラムを紹介!!

執筆者:滋賀カウンセリングHealingRoom373代表南敦規

(一般社団法人メンタル心理マイスター協会理事長南敦規)

 

 

怒りの根源になる大きな原因は「固定観念」です。

「~してはいけない」「~しなければならない」などです。

 

例えば、「挨拶すべき」「遅刻してはいけない」

「ルールは守らなくてはならない」などです。

 

自分の持っている「価値観(バリュー)」は、

すごく大切な事ですので、この価値観のズレから

怒りが込みあげます。

 

この怒りやイライラは、頭の中で「怒ってはいけない」

「イライラしてはいけない」と思えば思うほど、

実は「怒りたい!」「イライラする!」という暗示を

意識の底(無意識)でかけてしまっているのです。

 

無意識の世界では、その状態をその通りに

実現させてしまいます。

 

このような願いは、すべて逆の結果としてかなえられて

しまうことになります。

これを心理学では、「努力逆転の法則」と言います。

 

多くの人がこの努力逆転の法則のワナにはまって

しまっているのです。

これでは、ますます「怒り」が収まりません!!

ムリやり意識的に「怒ってはいけない」と抑圧してしも、

無意識が「怒っている」状態では、「葛藤」を心の中に

作りだし「ストレスが溜まる」いっぽうです。

 

そこで、まずは身体に意識を向ける必要があります。

 

人は、怒っている時、自律神経の「交感神経」が

優位になっています。

ここをまず落ち着かせないといけません。

 

方法は、たくさんありますが一番効果的で、

かっ簡単な方法は、「6秒間の深呼吸をする」ことです。

 

シックスセカンズ(6秒の沈黙)でEQが正常に働き、

感情が調整され、怒りの感情をコントロールする

ことができるEQ理論です。

 

6秒間数えるだけでも効果が期待できます。

 

深呼吸は副交感神経が優位になり

リラックス効果が得られます。

 

呼吸方法は、ゆっくり鼻から吸って口から出します。

3回ほど繰り返しますとだいたい6秒になります。

6秒間数えることでも効果が期待できます。

 

あまり効果を感じない方は、

気持ちを反らす事をお勧めします。

 

好きな事を6つ頭の中で上げて行くなどを試みます。

 

例えば、「好きなアイドルの名前を6人上げる」

「好きな球団の選手の名前を6人上げる」

など工夫して下さい。

 

その他に“ストップ・シンキング“

怒りを感じたら「ストップ」「考えるな」というように

自分に命令する方法。

 

”グラウンディング“目の前の人に怒りを感じたら

視点を逸らし他の何かに6秒間意識を集中する方法。

 

”タイムアウト“怒りを抑えきれない時に、その場から離れる。

トイレや外に出るなど、気分の流れを変える方法です。

 

一度お試し下さい。