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2020-02-25 05:19:00

バックナンバー[2015年執筆]心理コラム㉜「話し上手よりも聴き上手な人」

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コンビニLAWSON滋賀(Free! paper) ピーナビ2015年に執筆しました。

バックナンバー心理コラムを紹介!!

執筆者:滋賀カウンセリングHealingRoom373代表南敦規

(一般社団法人メンタル心理マイスター協会理事長南敦規)

 

面白い話やネタを入れ、テンポ良く話す人は、

会話上手だな~と思っていませんか?

 

有名人の公演会を聞くのはいいかもしれませんが、

相手ばかり話していると独演会みたいで聞く方は

つらいものです。

 

会話上手になる為には、話し上手ではなく

聴き上手になることです。

その為には、質問力を磨きます。そのポイントは、

①相手の話を聴く

②相手が答えやすい質問をする

③相手が興味のある質問をする

④適度に自分の話しもする

この4つのポイントです。

 

①相手の話を聴くポイントは、

相手の言葉を返す。相手が興味のあることを

「具体的に」聞き出すことが大切です。

例えば、「こないだグアム旅行に行ったんだ」

にたいして「ふ~ん」、「良かったね」、「あ、そう」

と言う質問(言葉)しか出てこない人は、

会話が長続きしないですし、

相手は「私の話しに興味ないの?」

と思われ会話が弾みません。

言葉を返すとは?

「こないだグアム旅行に行ったんだ」にたいして

「言葉を返す」ポイントは、全部の言葉を返す

のではなく「へぇ~グアムに行ったんだ」と相手の

言葉の内容の中のキーワードになる言葉を

“あいづち”を打って返すことで、自分の話しを

しっかりと聴いてもらっていると安心感を待た

せることができます。

そして、「グアム旅行」にたいして

 

②相手が答えやすい質問をするポイントは、

WHEN(いつ)「グアムはいつから?」

WHERE(どこ)「グアムのどこに行ったの?」

WHO()「グアムは誰と行ったの?」

WHAT(何を)「グアムで何をしたの?」

WHY(なぜ)「なぜグアム旅行にしたの?」

HOW(どう)「グアムに行ってどうだった?」

(W1Hオープンクエスチョンの質問)のように

瞬時にいくつも質問を浮かべて、どの質問が

相手が答えやすいかを5W1Hから選びます。

 

会話の最初から中ほどで使うのは、

WHAT(何を)WHY(なぜ)HOW(どう)で、

会話の最後に使うのは、

WHEN(いつ) WHERE(どこ)WHO()です。

 

ちなみに、カウンセリングでは、

WHY(なぜ)の質問は使いません!

「なぜ」は、相手の考えや感情を否定する

印象を与えるためです。

 

③相手が興味のある質問をするポイントは、

相手の話しを「具体的にする」ことです。

例えば、「グアム旅行」と言えば「海」「レジャー」

関しては興味があると考えられます。

そこから連想できることは、「ダイビング」

「マリンスポーツ」「ショッピング」といった

キーワードにまつわる質問をすれば、

「つまらない話題を振られた」とは思われません。

そこから具体的に聞き出します。

 

④適度に自分の話しもするポイントは、

質問しかせず、相手は回答しかしない

ということでは、インタビューや尋問のような

時間になってしまうため、適度に自分の話をする

ことも大切です。

質問力を磨き、聴き上手になることで、どんな人でも、

コミュニケーションが上手くとれるようになります。