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2020-02-18 09:49:00
バックナンバー[2015年執筆]心理コラム㉘「性格は、変えられる!」
コンビニLAWSON滋賀(Free! paper)
ピーナビ2015年に執筆しました。
バックナンバー心理コラムを紹介!!
執筆者:滋賀カウンセリングHealingRoom373代表南敦規
(一般社団法人メンタル心理マイスター協会理事長南敦規)
性格を簡単に分けますと「内向的性格」と「外向的性格」
にわかれます。さらに、心理機能が補助機能として4つに
分類されます。
4つの心理機能(補助機能)は、
(思考)物事を理論的、客観的に分析する
(感情)物事を理屈ではなく好きか嫌いかで判断する
(感覚)個人的な判断はあまりせず五感を使って物事を
ありのまま受け止める
(直観)ひらめきや直観的に本質を見抜く。
組み合わせると
①外向思考型
②外向感情型
③外向感覚型
④外向直観型
⑤内向思考型
⑥内向感情型
⑦内向感覚型
⑧内向直観型
と8つの性格なります。
スイスの精神科医ユングは人間の性格の基本的態度で
ある外向性と内向性の違いは、後天的な経験や環境要因
で決まるのではなく、先天的な気質要因・遺伝要因に
よって決定されると考えました。
性格には、先天的性格(気質要因・遺伝要因)と
後天的性格(経験や環境要因)が存在することを
ユングが提唱しました。
先天的性格とは、生まれつきの性格といいます。
生まれつき性格などないと言う方が、多いと思い
ますが人は生まれながらの個性があったりします。
例えば、新しい環境に引越しをする時、親のとる態度が
(内向的行動)「不安だな」「大丈夫かな」という
ネガティブ反応する家庭で育った人は、内向的な性格に
なる可能性が、高いです。
影響をあまり受けない人は、先天的性格(気質)が外向的な
可能性が高いです。
(外向的行動)「新たな環境にワクワクする」
「町を散策しよう」というポジティブな反応する家庭で
育った人は、外向的な性格になる可能性が、高いです。
影響をあまり受けない人は、先天的性格(気質)が内向的な
可能性が高いです。
環境要因によって、性格形成も異なります。
性格とは、先天的でもあり、後天的でもあるのです。
(先天的性格+後天的性格)=性格です。
性格を変えるには、先天的性格を変えるのでは、
なく「新たな性格(人格)」として作り上げ、
先天的性格(主機能)の助けになる後天的性格(補助機能)に
時間をかけて先天的性格を支えるサブ機能として構築して
ゆきます。後天的性格(補助機能)は変えられます。
ユングは、「人の性格は、習慣となって形成された心の働き」
だと言っております。後天的性格を変えるためには、
自分に足りない心理機能(補助機能)を磨くことです。
取り組む秘訣は、①我慢する②受け止め方を変える
③習慣的行動を継続的に行う④相手の立場になって考える
⑤自己責任を持ち自立した行動をする⑥失敗を恐れないです。
一番良い方法は、性格(タイプ論)に詳しいカウンセラーに
コーチングしてもらうことです。
性格はあなたしだいで変えられるのです。