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2020-02-17 00:06:00
バックナンバー[2014年執筆]心理コラム㉒(恋愛心理学編③)恋人との関係を深める3つの要素
コンビニLAWSON滋賀(Free! paper)
ピーナビ2014年に執筆しました。
バックナンバー心理コラム㉒を紹介!!
執筆者:滋賀カウンセリングHealingRoom373代表南敦規
(一般社団法人メンタル心理マイスター協会理事長南敦規)
恋愛カウンセリングで、よくある悩みの相談は、
「恋愛が長続きしない」「結婚までたどり着けない」
と言った悩みです。
私は、その相談者に対して「刺激」「価値観」「役割分担」
の3つの部分をお聴きします。
「刺激」「価値観」「役割分担」の三段階に分けてプロセス
を立てたものをSVR理論と呼びます。
「SVR理論」とは、社会心理学者・マースタイン氏
によって提唱された、パートナーシップの考え方です。
二人の出会い→恋愛→結婚へ向かうプロセスを3段階に分け、
その時期に必要な要素を示しています。
①刺激(Stimulus)
相手の外見的魅力や、声、人柄、言動、社会評価などに
刺激を受けて、好意を抱く。
恋愛初期の時期で、外見や声、性格や社会評価などから
刺激を受けている状態です。
②価値(Value)
相手との価値観を見定める時期です。
長い時間を一緒に過ごす中で、考え方や行動が自分と
似ているのかを重要視します。
趣味や価値観などを共感的に共有している状態です。
この段階は、お互いの価値観に違いがあると、
喧嘩や相手に対する不満もでやすい時期でもあります。
③役割(Role)
恋愛関係の最終段階です。
お互いに必要としながら、自分とは違う価値観も受け
入れて、相手を理解し合って、お互いの足りない部分
を補いあう関係です。
相手にできないことを自分が補い、自分ができない
ことは、相手にお願いできる相補的関係です。
お互いの役割を理解して、苦手な部分を補い合う関係を
築くことが重要です。
そこで、ご自身に問いかけて下さい!
「相手の外見的な魅力や、
社会的立場を重視していませんか?」
「ドキドキ感やサプライズなど楽しさ
ばかりを重視していませんか?」
「合うのが面倒!私は損したくない!
そんな気持ちはありませんか?」
「価値観が合わない、私に合わせてと
相手を尊重せず否定していませんか?」
「相手と自分は、今どの段階で、
自分に必要な段階は?」
と考えることは、自分と相手との接し方や、
気持ちを客観的に振り返り恋愛関係をよく
するためのヒントとなります。
SVR理論を意識した恋愛関係を築けば必ず
結婚できると言う訳では、ないのですが、
より良い恋愛関係や結婚に結びつく
可能性は高くなります。