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2020-02-16 23:56:00
バックナンバー[2014年執筆]心理コラム心理コラム㉑(恋愛心理学編②)恋愛における「コスト」と「報酬」
コンビニLAWSON滋賀(Free! paper)
ピーナビ2014年に執筆しました。
バックナンバー心理コラム㉑を紹介!!
執筆者:滋賀カウンセリングHealingRoom373代表南敦規
(一般社団法人メンタル心理マイスター協会理事長南敦規)
人間関係において、人は、得られる「報酬」と
費やす「コスト」を引いた「成果」が大きくなる
ように行動しやすいです。
「コスト」に対して「報酬」が大きいほど満足度が高いです。
心理学では、社会的交換理論といいます。
この理論は恋愛関係においても同じ様に働きますが、実際は、
少し違いがあります。
恋愛の場合には成果が大き過ぎると相手に対して罪悪感を
感じてしまい、満足度が低下するためです。
★恋愛における「コスト」★
例えば、 相手と会うための時間など、やりたいことを
我慢して相手に合わせるなどです。
プレゼント(物品)のために働いて金銭を稼ぐなどです。
★恋愛における「報酬」★
例えば、金銭、物品、安らぎ、ありがとう、
信頼感など(ディナーや誕生日プレゼンなど)です。
恋愛において大切な事は、「報酬」と「コスト」の
「バランス」がもっとも重要となります。
相手に尽くし過ぎると、相手からすると「報酬が大きい」
ため罪悪感を感じてしまい、逆に満足度が低下します。
相手を束縛(嫉妬)し過ぎると、相手からすると
「コストが大きい」ため束縛感を感じてしまい、
満足度が低下するので恋愛関係は、長続きしません。
恋愛関係をうまく続けるためには、当たり前かも
しれませんが、相手から何かしてもらったら、
必ずお返しをすることです。
たとえ「ありがとう」の言葉だけでも凄く大切です。
お互いに「報酬」と「コスト」がほぼイコールか、
報酬がコストより少し多いことで、相手との「成果」
にあまり差がない状態が、二人の関係をうまく続けら
れるポイントになります。
相手を束縛(嫉妬)しては、いけない訳ではなく
「し過ぎない」ことです。
例えば、「友達と1泊2日の旅行に行ってくるね」
に対して、相手の返答が「ふん~」だけでしたら
「私の事は少しも気にならないの?」と相手が思
ったりします。
「どこに行くの?」「友達って誰なの?」と軽く
束縛(嫉妬)があると、相手は愛情(ラブ)を感じる事が
できます。何事もバランスが大切です。