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2020-02-16 01:21:00

バックナンバー[2014年執筆]心理コラム⑰「ネット(SNS)依存」

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<2014年執筆の心理コラム>

 

ここ数年相談件数が多い案件が、ネット依存です。

特にSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)

関する悩みの相談が増えています。芸能界でも芸人の

品川庄司さん(コメント)「Twitter辞めて本当に

良かった。早めにTwitter依存、SNS依存から

逃れられてスッキリしています。」

 

歌手の(BOOWY)布袋寅泰さん(コメント)

Twitterをやめます。SNS依存症という言葉がありますが、

僕もいつの間にか日常のすべてを140文字に切り取る癖が

ついてしまった。ストーリーよりもディテールにフォーカスが

いってしまう。気がつけば目の前の風景をツイートしたくなる。

これは立派な依存症なのかもしれません。」

 

歌手のゴールデンボンバー鬼龍院翔さん(コメント)

「一時ここをお休みします。僕が呟くことによってその結果、

巡り巡って誰かを傷付けてしまうこのツールは重い、悩んでしまう」

など芸能界でも問題になっております。

ブログやFacebookTwitterなどのやりとりやアップした記事の

コメントのチェックに追われ、仕事や学業に支障をきたすように

なったら依存性の段階に進んでいる可能性があります。

 

SNSの依存性を高めるのは、部分強化全強化(強化子)です。

 

全強化(強化子)

何かをしたとき、必ず報酬や見返りがあること! 

投稿したコメントに対する返信が必ずあることが

全強化になっています。

 

部分強化

報酬や見返りが毎回あるとは限らないこと!

返信やコメントは必ずあるとは限らず、

いつ来るかわからないのでワクワク感が持続し、

依存性が強まります。

ですから、仕事中でもコメントがどうなっているか気に

なってイライラして、いてもたってもいられない気持ちになり、

仕事時間中にもSNSをしているようなら明らかに依存症です。

携帯の着信やメールの履歴も同様です。依存症の危険性は、

人間関係、身体感覚、脳にも影響を及ぼします。

 

●睡眠障害

眠れたとしても、質の悪い睡眠しかできないため、

疲れがしっかりとれない症状に!

 

●人間関係の崩壊

友達や家族との食事の席でも、投稿したりコメントを

返したりしていると嫌われます!

 

●時間感覚の喪失

投稿に夢中になり過ぎたり、誰かの投稿を見過ぎたり

時間の感覚を失ってしまいます!

 

●思考回路の退化

認知神経科学者メアリーアン・ウルフ氏は、

FacebookTwitterで気晴らしばかりしていると、

じっくり読み深く考える脳の回路が退化してしまうと

言っています。物事をちゃんと考えられない人になって

しまう原因になります!

 

●自制心の喪失

制限時間を設けずに使っていると、それが当たり

前になっていきます。自分で自分をコントロール

できなくなってしまう原因になります!

 

依存症の影響から人によってですが社会的制御が弱まり

暴言や非社会的行動を犯す人も増加し、特に若い人に多く

みられます。人は、面と向かって話しをする時は、

反論されないかなぁ?反対されるかもしれない?

相手に不快な気持ちをあたえてしまうかもしれない?

という制御があるため、相手の反応に合わせて表現をします。

 

しかし、ネットは匿名で書き込みできるため、

社会的制御が弱まり、ふだん抑えている本心や深層心理が

現れやすくなるのです。依存にいち早く気づき辞められる

人もおれば、分かっているのだけど辞められないと

おっしゃる人は、自分を受け入れてくれる仲間や集団を

求める愛情欲求、他人から認められたり、尊敬されたり

したい承認欲求の段階にあると思います。

 

他人からの書き込みや更新履歴が気になってしかたがない

SNS依存はマズロー(心理学者)の欲求5段階説の「愛情欲求」

「承認欲求」が満たされていないからだと考えられます。

 

SNSのやりとりのために日常生活に支障をきたしているで

あれば、そのことを自覚したうえで、地域の活動やサークル

(ネットなどのバーチャルの世界でない現実世界)に所属

したりと、実生活で愛情欲求と承認欲求を満足させることを

おすすめします。勇気を出して仲間や集団を求める行動を

起こせば、SNS依存から脱却できる可能性があります。