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2018-05-14 20:34:00
バックナンバー心理コラム⑨「受け止め方を変えることで、悩みが減少する!」
コンビニLAWSON滋賀(Free! paper)雑誌
ピーナビ2012年12月号に執筆しました。
バックナンバー心理コラム⑨を紹介!!
執筆者:滋賀カウンセリングHealingRoom373代表南敦規
(一般社団法人メンタル心理マイスター協会理事長南敦規)
心理コラムが、皆さんの人生のヒントになると幸いです。
私たち人間は、悩み問題を抱えるのは、起きた
出来事にたいしての考え方や受け止め方で
決まってしまうのは、ご存知でしょうか?
例えば、せっかくの休日に雨が降ったとします。
皆さんは、どのような受け止め方をされるでしょうか?
「せっかくの休みなのに雨が降ってついてないな~」と
多くの方がそう思うのではないでしょうか?
私もそう思います。
但し、この出来事にたいして過剰に思い込み過ぎる
ことは精神的には、良くなく起きた出来事に対して
「反論・反駁」を試みてより良い受け止め方や考え方に
変容していくことがとても大事になります。
この「反論・反駁」がよりよく出来ないかたは、
常に物事の捉え方が、白黒思考になっておられるかも
しれません。白黒思考の修正は、簡単に変える事は
困難ですが、考え方を「7:3」に分けて受け止める事を
心がけることから始めていただくことをお勧めします。
7割マイナスに「ついてないな~」「休みに限って」と
捉えても残りの3割は、「しょうがないか~」
「雨が降っているからお店がすいているかもしれない」
「雨だから室内で遊べる所に行こう」などの受け止め方
を身に付けると良いです。
起きた出来事は、変えられないですが、受け止め方は
変ることが出来ます。
起きた出来事は、変えられないですが、感情は、
受け取り方によって変えることが出来ます。
但し、すぐにこの受け止め方が身に付くことはないので
普段の積み重ねで構築されます。
この考え方を提唱された(米国)心理学博士
アルバート・エリスの論理療法(ABCDE理論)
をご紹介いたします。
●論理療法(ABCDE理論)●
A:Activating event 出来事・状況
(おきた出来事 変える事のできない出来事)
B:Belief 信念,受け止め方,考え方
(人間だけができる 出来事に対して感情が変化する)
C:Consequence 結果の意
(悪い受け止め=ストレス/悩み 良い受け止め=成長のきっかけ)
D:Dispute 反論・反駁
(心理的問題や不適応状態に対する論理的な反論や有効な反駁)
E:Effect 効果(気分の落ち込みや感情の悪化などの問題を
未然に予防できる効果的な新しい信念)
A「出来事・状況」がB「受け止め方」に対して、
自分でD「反論・反駁」を試みて新しい
価値観E「効果」を作り出して
C「結果」を変えて行くことです。
つまり、自己成長していくと言うことです。
例えば、「人間関係」で悩んでいるとします。
A「出来事・状況」には問題がないわけです。
自分のB「受け止め方・考え方・信念」に問題があるのです。
自分でB「受け止め方・考え方・信念」を変えないといけないのに、
D「反論」が、自分の殻から出ないで、
現在のB「受け止め方・考え方・信念」でしか考えないので、
まったくB「受け止め方・考え方・信念」がレベルアップ
されないためです。
D「反論」「でもね~」「わかっているけど」これらの言葉は、
自分の殻から出たくない人が言う言葉です。
「スランプ」も、自分のB「受け止め方・考え方・信念」によって
引き起こされています。
過去はどうあれ、本当はこうあるべきとか、
A「起きてしまった出来事」過去の事をずっと悩んでも
解決しないのです。
自分自身のB「受け止め方・考え方・信念」が、
C「結果」に影響しているのです。
A「今の状況」が、原因であるならば、ここから脱出する方法は、
B「考え方」を変えることです。
その為には、B「受け止め方」に自己責任(自立・自律)を持つことです!
自律とは=自分をコントロールすることです。
自立とは=自分で物事を考え行動することです。
そこで自分の考え方のコントロールをよくする為のツールで文章記述
(プチコラム法)を行うことで、自然と身に付くので手帳などに
日々記帳してみてください。
記入例
➀出来事(不快な感情を伴う出来事)
(例えば)記入例
待ち合わせ時間に友人が1時間遅れて来る。
②その時に考えた事(自動思考)
(例えば)記入例
1時間も遅れて来るのは、非常識である。
あやまってすむと思っている態度が気にくわない。
③
他の考えた方(自分の考え以外の考え)
(例えば)記入例
謝罪しているからゆるしてあげよう。
遅れる時は私が心配なので今度遅れる
時は連絡するように言おう。
以上の3つを書き出し思考整理します。
起きた出来事は、変えられないですが、
受け止め方を変ることで悩みは減少して行きます。
過去ばかり振り返らず、「今を大切に生きる」ことです。
過去じゃないでしょう「今でしょう。」(笑い)
一般社団法人メンタル心理マイスター協会
ホームページ→http://shigacounseling.jp/