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2018-04-23 04:20:00
バックナンバー心理コラム⑩「プラスの言葉を使いこなしピンチをチャンスに変える!」
コンビニLAWSON滋賀(Free! paper)雑誌
ピーナビ2013年1月号に執筆しました。
バックナンバー心理コラム⑩を紹介!!
執筆者:滋賀カウンセリングHealingRoom373代表南敦規
(一般社団法人メンタル心理マイスター協会理事長南敦規)
心理コラムが、皆さんの人生のヒントになると幸いです。
プラスの言葉には、人を良い方向に動かす力を持っております。
その前にコミュニケーションにおけるもっとも大切な3要素を
お伝え致します。①言葉 ②声のトーン ③態度です。
この3つは、相手に気持ちをうまく伝えたり、物事をうまく
説明する時に必要な要素です。
3つのパワーバランスを内訳します。
●メラビアンの法則(米)心理学者アルバート・メラビアン提唱●
( 7%)①言葉(話の内容、相手に伝えたい言葉)
(38%)②声のトーン(話し方、声の大きさ、抑揚、話すスピード)
(55%)③態度(ボディランゲージ:顔の表情、外見、
服装、目線、振る舞い、態度)
言葉はたった7%しかないのです。
かといって言葉が必要ないと言う訳ではなく言葉や
話の内容だけでは気持ちが伝わらないと言うことです。
例えば、相手と会話をしている時に、②声のトーンが、
棒読みだったり、大声や小声で発音したり、舌打ちしたり!
③態度が、下を向いたり、だらしない格好だったり!と、
いくら言葉の内容が良くても話している時の態度や目線、
声のトーンが悪いと相手は不快に捉えます。
「急いでないですよ」と言いながらテーブルをコツコツと
指でたたく振る舞いは、「急いでない」と言葉で言っても
テーブルをコツコツ指でたたくと相手には、
「急げ」と言っていると捉えます。
この状態を心理学では、ダブルバインドと言います。
いくらプラスの言葉を相手に伝えても活かす
ことが出来ないのです。このことは、職場の上司と部下
との関係、親子関係、夫婦関係、恋愛関係においても
言えることなのです。
例えば、恋愛で相手に好意を示す時、
①話しの内容(学歴、勤め先、特技、趣味など)は7%!
②声の明瞭さ(抑揚、話すスピード)38%!
③顔の表情(外見、服装、しぐさ、態度)55%!です。
ようするに言葉だけでなんとかしょうとしないことです。
言葉の内容が良いとしても表情が暗かったり、
エラそうな態度だったり、話すスピードが速すぎたり、
遅すぎたりするとうまくいかないものです。
そこで、今回の本題ですが、良い言葉ばかり覚えて
その言葉を伝えるだけではダメで、「伝え方」が重要に
なると言うことです。言葉の内容に合った態度や目線、
声のトーン、が一致していないと言葉がたった7%
でしかないことを先に皆さんに知ってほしかったのです。
それではプラスの言葉を使いこなすには、
まずマイナスの言葉を知りそのことに対しての
メリット、デメリットを考え変換することが重要な
カギとなります。
例えば、「私は、考え込みやすい性格で
いつも不安になるダメな人間です。」
この様なケースの場合、悪い例から言いますと
「それがあなたの持ち味で良いんじゃない!
無理に自分を変えることないよ」とこの様な伝え方を、
ポジティブ・シンキングと言います。
相手の枠を制限したり、可能性を否定する言葉です。
本人が不安になる事に対して幻滅しているのに
今のままで良いよと言うのは、本人はその良さを
活かせないでいるのです。
要するに不安になる気持ちのメリットを探しそれを
「良い言葉に変換」して伝えることが「ピンチからチャンス」
につながるのです。
このケースの場合「不安に思う気持ちは、悪いこと
ばかりではなくあなたを助ける役割もはたしているのです。」
「不安に思うあなたはいつも物事を慎重に考えられる方なのです」
「物事を慎重に考えることの出来るあなたは危険の回避能力が優れています」
といった感じで変換してその短所に思っている所を長所に変換することが、
本当の意味でのプラスの言葉です。
この変換を心理学では、ポジティブ・リフレーミングといいます。
なんでもほめれば良いと言うことではないのです。
それでは、プラス変換の言葉の一例お伝えいたします。
●ポジティブ・リフレーミング(マイナス思考をプラス思考に変換する)●
落ち着きがない→行動力のある
神経質→繊細な、細やかな
飽きっぽい→流行に敏感な
怒りっぽい→情熱的、感情豊かな
頑固者だ→信念を持っている
意思が弱い→協調性がある
優柔不断→物事を慎重に考える
わがまま→自分に正直
一般社団法人メンタル心理マイスター協会
ホームページ→http://shigacounseling.jp/