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2018-04-22 08:52:00
バックナンバー心理コラム⑪「対人関係に対する不安の改善方法」
コンビニLAWSON滋賀(Free! paper)雑誌
ピーナビ2013年2月号に執筆しました。
バックナンバー心理コラム⑪を紹介!!
執筆者:滋賀カウンセリングHealingRoom373代表南敦規
(一般社団法人メンタル心理マイスター協会理事長南敦規)
心理コラムが、皆さんの人生のヒントになると幸いです。
対人関係に不安を持っている人に多い共通点は、
自分のことや相手のことを実のところ知らない
という方が多いのです。
「私は、相手の性格や自分の性格を把握しています。」
とよく言い切る人ほど違った解釈で自分や相手の性格や
行動パターを理解しているのです。
その一例をあげますと「血液型診断や占い」で
相手の性格や行動パターンを知り他人の行動を
予測できるような錯覚に陥る方に多いです。
血液型診断や占いだけで相手を知っていると言う方は
相手を知ろうとしているわけではなく
「あの人はO型だから!」などとレッテルを貼ることで
納得していることが多いのです。
コラム④でもお伝えした「ステレオタイプ」によるものです。
他人を血液型診断や占いで判断したがる人は、
対人関係に不安をもっている傾向が多いです。
人は、自分ことや相手のことがよくわからないという
状況になると不安を感じるますので、
自分と相手の性格や気持ちや心理を知ろうという
気持ちが強く働くので、自分や相手を血液型診断や占い
などで自分を知り参考にしたいという心理が働くのです。
一連の流れを説明します。
●相手の性格を知りたい時に
↓
血液型診断や占いだけに頼る!
↓
「A型だから」とレッテルを貼り納得する
↓
適切なコミュニケーションがとれず
人間関係がうまくつくれない!
●自分の性格を知りたい時に
↓
血液型診断や占いだけに頼る!
↓
自分の性格を間違って把握する
↓
自分を上手くコントロールできず、
自分を活かせないでいる!
そこで、自分や相手を本当に知るためには、
心理学の力を借りるのが一番有効となります。
もちろん血液型診断や占いがダメと
言っているわけではありません。
あくまで参考程度で留めて、現実の相手や
自分を知るすべとして心理学を取り入れ
分析することで、自分をうまくコントロール
できたり適切なコミュニケーションスキルを
身につけることができます。
例えば心理学では、相手の言動だけではなく
話し方、しぐさ、表情、動作などでも相手の
気持ちを読み解く方法で、相手の行動、性格、
癖を読み解くことや自分の起きた出来事に
対しての受け止め方が楽観的、悲観的かを
知る心理診断で悩みのパターや考えの癖を
知ったり、外向型か内向型を心理診断する
ことで人間関係や行動パターン、感情パターン、
リーダー特性を知ることで自分自身をよりよく
コントロールするなどと一例ですが自分や
相手を知る有効なツールが沢山あります。
血液型、生年月日、星座と生まれた瞬間に
性格や行動パターンが決まるのではなく、
生まれた環境や人との出会いや社会の中で
人は様々なことに影響をうけながら変化
して行きます。A型の人は几帳面だと思い
込んで相手にレッテルを貼って人間関係を
築こうとしても相手はさほど几帳面では
なかったりします。
その他に対人関係を良くするためには、
知らない自分に気づくことです。
「ジョハリの窓」対人関係おけるグラフモデル
自分が知っている自分、他人が知っている自分
①明るい窓を広げることで他者と良好な関係が築けます。
他人に対してオープンにしている自分です。
このスペースが広い人ほど円滑な
コミュニケーションがとれます。
他人が知っている自分、自分が知らない自分
②盲目の窓!他人から指摘されて始めて気づく自分です。
指摘を素直に受け入れることで、この領域は狭くなります。
他人が知らない自分、自分が知っている自分
③秘密の窓!(自己開示)周囲の人に見せていない自分。
この領域が多くなるとコミュニケーションがうまく行きます。
自己開示とは自分の+面-面を相手に話すことです。
※自己開示ではない開示!
自己顕示:自己アピール、自分の+面だけをアピールする人
自己呈示:学歴、家族構成、履歴書
他人が知らない自分、自分が知らない自分
④未知の窓!無限の可能性を秘めている自分。
自分の可能性を信じ新しいことにチャレンジ
していくことで、この領域は狭くなります。
対人関係の不安を改善するには、心理学で適切な
行動パターンを知ることから始めて見ましょう。
一般社団法人メンタル心理マイスター協会
ホームページ→http://shigacounseling.jp/