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2018-04-17 11:07:00
バックナンバー心理コラム⑧「ストレス対処法(コーピング)」
コンビニLAWSON滋賀(Free! paper)雑誌
ピーナビ2012年11月号に執筆しました。
バックナンバー心理コラム⑧を紹介!!
執筆者:滋賀カウンセリングHealingRoom373代表南敦規
(一般社団法人メンタル心理マイスター協会理事長南敦規)
心理コラムが、皆さんの人生のヒントになると幸いです。
皆さんは、ストレス(ストレッサー)に対してどう対処
されておられますか?
ストレスの対処する事が未熟ですと、ストレスにやられて、
ストレス状態になりやすい体質になります。
その為にも普段からストレスに負けないストレス対処法を
身に付けていただく為の準備が必要となります。
その前に人はどのようにしてストレスを貯めるのかを
簡単にご説明を致します。
私たちの体には、交感神経(アクティブモード)と
副交感神経(リラックスモード)という2つの
自律神経がございます。
交感神経は、私たちが1番使っている神経で、
体を動かしたり、精神的な刺激に対しても働きます。
例えば、強い恐怖を感じたとき、興奮したとき、
はげしい怒りを感じたとき、緊張したとき、悩みや不安を
かかえているときなども、交感神経が働きます。
この交感神経が優位になると自律神経失調症(神経症)になり、
ストレスホルモンと活性酸素
(※体内の細胞を傷つけ、サビつかせる)が増加し、
不眠、胃腸炎、頭痛もち、喉・鼻・目などの粘膜面が炎症を
起こし花粉症が発生したりします。
ですから、正常な自律神経にする為には、
副交感神経と交感神経バランスが保たれて
いることが大事なのです。
バランスがなぜ大切かと申しますと、普通の考え方であれば、
交感神経を使い過ぎなら副交感神経であるリラックスモード
を増やしノンストレス状態になればと、このリラックスモード
になることを過剰に増やす方がおられます。
ここに落とし穴があり、このリラックスモードを優先し過ぎる
と人は、無気力状態になり、生きる気力が低下します。
この事を分かりやすく説明している書庫(岡本吏郎著者)
「仕事と人生に効く問題解決力が身につく20の方法」の中に
「中国のドジョウ」のお話しから参考にお伝え致します。
日本は、ドジョウを中国から輸入しており、
中国から日本に空輸される間80%のドジョウが
死んでしまうそうです。
そこでドジョウを死なないように快適に感じる水温に
調節したり、揺れを少なくしたり良いエサや時には
音楽を聴かせたりなどドジョウにストレスを与えない努力を
したのですが酔って死ぬドジョウの数が減らず、
そこで考えられたのが、ドジョウの天敵のナマズを水槽の
中に一緒に入れることでした。
ナマズがドジョウを食べる数は、全体の20%にも
及ぶそうです。しかし酔って死ぬドジョウは、
1匹もいなかったそうです。
ドジョウは、生きるという気力から動き逃げ周り
20%の生存率が80%と4倍になったのです。
ですから、適度なストレス(ストレッサー)があるほうが、
生きる気力に繋がり元気なったりするのです。
ストレスがないと元気がなくなる事もあるのです。
それでは、今回の本題「コーピング」をお伝え致します。
●ストレス解消(コーピング)のメニュー●
呼吸法 (鼻から吸う→口から吐く)深呼吸を4回する。
血圧がすぐ下がりますので、ゆっくりと深く呼吸をすると、
それだけでリラックスモードになりやすくなります。
何処でもできます。
視覚的効果 例えば、緑を見る(森林浴)、映画(感動する)、
TV(笑える)、青空、景色、絵画を見る
聴覚的効果 例えば、好きな音楽を聴く、波や自然の音など、
お喋り(愚痴)、カウンセリング(傾聴)
感覚的効果 例えば、土いじり、動物の世話、スポーツ、
買い物、寝る、温泉、整体(セラピー)
嗅覚・味覚 例えば、アロマ(臭を嗅ぐ)、森林浴(臭を嗅ぐ)、
食べる(普段よりリッチな食事なども)
ちなみに人気のあるストレス解消法は「お喋り」「寝る」
「温泉」「スポーツ」「食べる」です。
ご自身に合ったコーピングから取り入れてください。
バランス良く日常生活の中に取り入れて、
ストレスと上手くお付き合いください。
くれぐれもやり過ぎにはご注意下さい。
一般社団法人メンタル心理マイスター協会
ホームページ→http://shigacounseling.jp/