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2018-02-08 00:00:00
心理コラム60「やれる!VSやれるかな?のどちらがやる気が出る質問?」
コンビニLAWSON滋賀(Free! paper)ピーナビ
(彦根、米原、長浜、東近江、近江八幡)
設定の地域情報誌に連載中の
心理コラムの紹介です。
その他、サンミュージック書店、
平和堂ビバシティにも設置!
今回で、60回目となります。
(5年目の執筆になります)
心理コラム60
モチベーション➀
「やれる!VSやれるかな?のどちらがやる気が出る質問?」
あなたは、他者から「やれる!」
(断定)もしくは「やれるかな?」
(疑問)と質問された時、どちらの質問を好みますか?
今回のコラムはモチベーション➀
「やれる」「やれるかな」のどちらの質問が
モチベーション(やる気)を引き出す助けに
なるのかを紹介いたします。
イリノイ大学のイブラヒム・シネイ、
ドロレス・アルバラチンたちの実験で、被験者に
10個のアナグラム(単語の順番を入れ替える単語を作る遊び)
に取り組んでもらい被験者を二つのグループに分けて、
各グループにまったく同じ条件を与えたが、
問題に取り組む直前の一分間、
チームごとに違うことをしてもらいAグループに対し、
アナグラムを解ける「私はやれる!」I will(私はやります)
と自分に言い聞かせる指示的な質問を行い、Bグループには、
自分はアナグラムを解けるかどうか「私はやれるかな?」
Will I(私はやれますか)と自分に質問するようにしました。
その結果、Bグループの人はAグループの人より、
平均して50%多くのアナグラム(課題)を解いた。
自分に自問形式セルフトーク「私はやれるかな」と質問して、
課題に取り組んだ人は、自らを奮い立たせる断定的セルフトーク
「私はやれる」と唱えた人よりも、好成績を上げたのです。
つまり断定よりも疑問の方が、
モチベーションを引き出す助けになるのです。
人は、心理的に指示や命令など選択の余地がない
状態を好まないのです。
この法則は対人だけでなく、自分に対しても活用はできます。
フロイトの心の構造(思考の中)には、
道徳的理性「~せねばならない」「あれもやるべき」「できる!」
と自分の信念・価値観の心(意識:スーパーエゴ)と、
本能的「ああしたい」「こうしたい」「~欲しい」と
欲動的な心(無意識:エス、イド)と
その両方の心のバランスを取っている葛藤(前意識:悩む)心(エゴ)
をもっております。その思考の道徳的理性(スーパーエゴ)が、
「やらなくてはならない」「あれもやるべき」「これもやるべき」
と道徳的理性に厳しくあたり続けると心が疲れていくだけではなく、
モチベーション(やる気)も下がってしまうのです。
そんな時は、この続きは、情報マガジン
ピーナビVOL64を覧ください。
心理テストも執筆しております(59回目)
「思考タイプ診断」です。
こちらも合わせてご覧ください。
滋賀のLAWSON(コンビニ)にお越しの際に
レジ前に置いてますので読んで
頂けると幸いです。
心理コラム執筆者
一般社団法人メンタル心理マイスター協会 理事長南敦規
HP:http://shigacounseling.jp/