心理学(恋愛/ビジネス)
心理学(その他)
匿名性の心理状態
●匿名だと攻撃性が増します。
攻撃性と匿名性の関係を実験した、
(米)心理学者ジンバルドは、
3人の女性に目だけが開いた頭巾を
かぶってもらい、互いの顔が分から
ない時と頭巾をかぶらないで互いの
顔が分かる時のどちらの状態の方が
より攻撃的になれるかといった実験
を行いました。
結果は、何も被らず顔を見せている
時より頭巾を被っている状態の方が
より攻撃的になれることがわかりました。
匿名性の状態を「没個性化」と呼び、
この状態になる要因として、
ジンバルドは次の4つを挙げています。
①匿名性の保障
②責任が分散
③興奮
④感覚刺激が多すぎる
この状況になると、人は自己監視が甘くなり、
目の前の刺激への感受性が増大し、直情的に
反応し、長期的な見通しもなくなると提唱
●フラストレーション攻撃仮説
心理学者ミラーとダラードの唱えた
「フラストレーション攻撃仮説」です。
この仮説では、人は欲求不満状態に陥ると
攻撃行動を起こすと説明されます。
フラストレーションが大きければ大きいほど、
攻撃性は強くなるというのです。
日常生活の中では、フラストレーションの
原因に直接怒りを爆発させるのは、難しいです。
フラストレーションの発散で多い手法は、
影で悪口を言うといったことです。
その他にSNS上でネット炎上の対象者などです。