心理学(恋愛/ビジネス)
販売心理学・恋愛心理学・ビジネス心理学・交渉心理学
寛大効果(寛容効果)
寛大効果(寛容効果)は、他者を認知、評価する時に
生じやすい歪みです。他者の望ましい側面はより
強調され、望ましくない側面は寛大に評価されやすい。
結果として、他者に対する評価は、実際よりも好意的
なものになる傾向がある。
寛大効果は、相手の良い特徴を過大評価してしまい、
反対に悪い特徴は過小評価しやすい傾向にあります。
例えば、恋人に暴力(DV)を振るわれたにも関わらず、
それでも別れられない女性の心理には、
相手が見せる「優しさ」を強く意識してしまい、
「暴力を振るう」という悪い面を過小評価している
ことが原因です。
●ビジネスとしての寛大効果
例えば、電気屋さんで、お客さんがDVDデッキを
買おうか迷っている時に、店員さんが
「10枚入りのDVDディスク付きでどうですか?」
と言えば、お客さんは買いやすくなるでしょう。
お店としては10枚入りのDVDディスク付きで売って
しまうので少し「損」をしてしまいます。
しかし、お客さんの立ち場から見ると、気前の良い
店員さんがいる電気屋さんで「また足を運ぼう」と
考えて行きたくなります。