心理学(恋愛/ビジネス)
販売心理学・恋愛心理学・ビジネス心理学・交渉心理学
プライミング効果
プライミング効果とは?
仕事帰りにファミレスで食事をしてから帰ろうと思っている
道中にカレーを美味しく食べているポスターを見ました。
その後、ファミレスで思わずカレーを選んでしまう。
このようにあらかじめ見聞きした
情報(文字・音楽・動画・画像)が、その後の行動に
無意識のうちに影響を与えることを、心理学では
「プライミング効果」といいます。
先行情報・先行刺激のことを「プライマー」といいます。
心理学者・行動経済学者のダニエルカーネマン提唱
●アンケートと取る行為がプライミング効果になる
例えば、ダイエット食品を販売する会社が
健康やダイエットに関するアンケートをしました。
アンケート用紙に
もう少し痩せたいと思う(はい・いいえ)
健康には気を使いと思う(はい・いいえ)
など、ほとんどの人が「はい」と答える
設問を多く取り込みます。
アンケートに答えた人は、アンケートを受ける前まで
は気にも止まらなかったダイエット食品の広告が、
プライミング効果によって見込み客が食への意識が
アンケートによって高まっているからです。
アンケートはプライマーになります。
アンケートの回答者への営業やマーケティングは、
なにもしない場合に比べて効果が高くなります。
プライミング効果を活用したマーケティングや営業が
有効であるといえます。
人間には「自分の主張に対し一貫した行動を取りたがる」
という一貫性の心理があります。
ダイエット=健康には気を使いと思うという質問に「はい」
と答えさせるアンケートによって、健康になるための
ダイエット食品を利用しやすくなる効果もあります。
●教育現場にプライミング効果を活用した場合●
先に手本を示すことで生徒の学習効率が上がる