心理学(恋愛/ビジネス)
販売心理学・恋愛心理学・ビジネス心理学・交渉心理学
ザイオンス効果
ザイオンス効果とは、アメリカの心理学者
ロバート・ザイオンスが提唱した心理効果で、
別名「単純接触効果」とも呼ばれています。
ザイオンス効果とは、相手に何度も繰り返し
接触することによって、だんだん好感度や
評価などが高まっていくという効果です。
つまり、興味や関心の無かったモノや人物でも、
頻繁に目に触れたり、接する機会が増えたりした場合、
次第にその対象に対して良い印象を持つようになる
という意味です。
接触回数があるほどその対象への警戒心や恐怖心が薄れ、
親近感を持つというのがザイオンス効果です。
ザイオンス効果は恋愛だけでなく、営業やマーケティング
などのビジネスシーンにも多大な効果をもたらします。
ザイオンス効果を上手に使うことで、誰もが仕事でも恋愛
でも評価される人物に近づくことができるのです。
ただし、ザイオンス効果を誤って扱うと、逆に人から嫌がら
れてしまうという危険性もあるので、しっかりと理解して
活用したい心理効果です。
例えば、ストーカーまがいな行動では、逆効果となります。
相手の好意によって効果に違いがでます。
●営業にザイオンス効果が発揮されます。
営業マンが「とにかく顔を見せに行く」
「近くに来たからという口実を作ってお客様の元へ足を運ぶ」
ことがあります。取引先、もしくは取引先候補の会社に頻繁に
出向くことで顔を覚えてもらい、信頼関係を築くことができます。
実は、「足で稼ぐ」「とにかく人と会う」というような昔ながら
の営業スタイルこそがザイオンス効果の例なのです。
具体例としては、保険の営業マンなどが
「来年度のカレンダーができました~」などと言ってさまざまな
理由をつけて顔を出すことがあります。
接触頻度が上がるので、製品を売ることが目的で数回しか訪問し
ない営業マンよりも印象に残りやすいと言えます。