心理学(恋愛/ビジネス)
販売心理学・恋愛心理学・ビジネス心理学・交渉心理学
クレショフ効果
クレショフ効果とは、無意識に前後の
繋がりを関連付け、意味付けをして
しまう心理現象です。
1922年、旧ソビエト連邦の映画作家である、
レフ・クレショフが全ロシア映画大学内で
実験を行いました。
実験内容としては、被験者を3つの
グループに分けて、それぞれ違う
カットも次に俳優のイワン・モジューヒンの
無表情のカットを見てもらいました。
カット1:「スープの入った皿」→「俳優」
カット2:「棺桶に入った遺体」→「俳優」
カット3:「ソファーに横たわる女性」→「俳優」
そして、それぞれのグループにどのような印象を
受けたかを調べました。
カット1を見た被験者は、俳優に対して
「飢えている」と解釈!
カット2を見た被験者は、俳優に対して
「悲しんでいる」と解釈!
カット3を見た被験者は、俳優に対して
「欲望を抱いている」と解釈!
この実験から見ても分かる通り、
俳優のカットはどれも無表情で同じであったにも
関わらず、その前に見せたカットの違いによって、
被験者が俳優に持つ解釈が変わるのです。
クレショフ効果をビジネスに応用する
●営業に応用
プレゼン資料の中に、顧客に持たれたい
イメージの画像を入れる!この資料を
見せられると、「サポート」に対して
「徹底的なサポート」というイメージを持たせる
ことができるようになります。
●集客に応用
クレショフ効果を集客に応用する方法は、
自分がイメージを持たれたい画像や動画を
発信し続けることです。
例えば、SNSのアイコンやYouTube動画の
オープニング、動画の撮影スタジオに本を
大量に置くなどです。