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2020-02-18 09:08:00

バックナンバー[2014年執筆]心理コラム㉔(恋愛心理学編⑤)「ダメ男を好きになる女性の心理」

 

 

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ピーナビ2014年に執筆しました。
バックナンバー心理コラムを紹介!!
 執筆者:滋賀カウンセリングHealingRoom373代表南敦規
(一般社団法人メンタル心理マイスター協会理事長南敦規)

 

恋愛関係において女性は、男性の世話を焼き過ぎることが

多くみられます。世話をやき過ぎると男性は女性に頼り

過ぎ無責任でダメな男にしてしまうケースがあったりします。

 

一時期、流行しました「だめんず」という言葉で、浪費癖で

浮気癖、転職を繰り返し女性から見たら不甲斐ない男のことです。

 

では、どうして「ダメ男」を好きになるのか?

2つのケースが考えられます。

 

①自己評価が低い女性で、自分を低く評価しています。

「私みたいな女は、彼みたいな男がちょうどいい」と思い込み

自分より評価の低い男性を好きになります。

但し、①のケースは「ダメ男」ばかりとは限りません!

その時の心理状態に影響している事が考えられます。

 

例えば、失恋したばかりの心理状態は、異性に求める理想は

低く自分に自信がなく自己評価が低いので、その時、表れた

男性が優しく接してくれると、好みの男性でなくても好きに

なったと考えられます。

この状態を心理学では自尊理論といいます。

つまり、自信をとりもどし、自己評価が高くなったときに彼を

見て、「あれ?」と思うことがあるのです。ですから「ダメ男」

「自分の好みでない男性」と言う場合もあります。

 

次の②自立した女性で「美人で」「頭も切れる」「性格もいい」

「面倒見がいい」など、この②のケースの女性のタイプは、

周囲に誰もが認める「ダメ男」なのに、彼女は気づきません!

 

もし、気づいていても「そこが彼の良い所なのよ」と言います。

この心理状態は、自立と依存の関係が作用しております。

自立的な人は、依存的な人と一緒にいることで、自分の存在価値

認識できて、居心地が良いと感じるからです。

他に「弱さに憧れを抱く」ケースもあり、優秀な女性ほど、弱音

を吐いてはいけないと、自分の弱さを抑圧しています。

そこで、弱さをさらけだし「ありのままで生きている」ダメ男の

生き方に憧れの感情を抱き「ダメ男にハマって」しまうのです。

 

ですから②のケースの女性は、誰かの世話をすることが自己の

「アイデンティティ」になっており彼に何かを与える事が生きがい

になっております。自立した女性には、依存する男性との相性が

よいのでダメ男と一緒にいることが、必ずしもその女性にとって

ダメとはかぎらないのです。ですが、ダメ男で彼に費やした時間や

お金などを考えると「離れるに離れられない」「ここで別れたら負け」

など、一度関わったことは最後までやり通すべきであるという考えが

強い女性だとダラダラと関係を続ける傾向が強ので、身を引く時は、

「別れる勇気」が必要になることでしょう!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2020-02-17 00:26:00

バックナンバー[2014年執筆]心理コラム㉓(恋愛心理学編④)「恋」to「愛」の違いtoラブスタイル

 

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 執筆者:滋賀カウンセリングHealingRoom373代表南敦規
(一般社団法人メンタル心理マイスター協会理事長南敦規)

 

●「恋」とは、願望や欲望に駆られて心が動く気持ちや

相手を恋い慕って思い悩む気持ちです。

恋は片思い、恋は自己満足、恋は奪うもの、恋心は

不安定な気持ち。恋は、一人でもできるもの。

「恋をしている」は、一人での行為です。

 

●「愛」とは、相手の立場になって物事を考える思いやり、

慈善的な心で相手のために尽くそうという純粋な気持ちです。

愛は自己犠牲、愛は与えるもの、愛する気持ちは、安定

しています。愛は、二人でないとできないもの。

 

「愛をする」とは言いません。

「愛し合う」、「愛する」とは、相手がいて、相手もこちら

を思っている場合だけです。一人で「彼(彼女)を愛している」

と言っている人がいたら、それは誤りで、あなた自身が、

相手に対して「恋をしている」状態です。

 

では、「恋愛」とは?

 

●「恋愛」とは、特定の相手を恋い慕い、慈しむ二人の関係です。

心理学者リーは、「恋愛」は6つの恋愛色彩理論「ラブスタイル」

があると提唱しております。

 

人の愛し方は6つのタイプに分かれており、この恋愛スタイルを

知ることは、自身の恋愛の価値観と相手の価値観を知るヒント

になります。

 

①エロス(美への愛)恋愛至上主義、外見を重視する。

ロマンティックな雰囲気を好む。

 

②ルダス(遊びの愛)恋愛をゲームとして楽しむ。

複数の相手と同時に恋愛出来る。相手に執着しない。

 

③ストルゲ(友愛的な愛)長い時間をかけて育む友情的恋愛。

比較的安定した関係が続く。

 

④マニア(熱狂的な愛)独占、嫉妬、悲哀など

激しい情緒を伴う恋愛。

 

⑤プラグマ(実利的な愛)恋愛を自己価値の上昇手段。

社会的地位や経済力を重視する。

 

⑥アガペー(献身的な愛)相手の利益を最優先、

自分を犠牲にする。見返りを要求しない。

 

皆さんはどのラブスタイルでしょうか?

 

それでは相性が良くないパートナーを見てみましょう。

 

★(②遊びの愛)to(⑥献身的な愛)=(×)

 

★(①美への愛)to(⑤実利的な愛)=(×)

 

★(③友愛的な愛)to(④熱狂的な愛)=(×)です。

 

現在のパートナーと恋愛の価値観が合わないとすると

ラブスタイルが異なるかも知れません。

どの恋愛スタイルが正しいと言うことはないのですが、

恋愛には6通りのスタイルが存在するのです。

 

恋愛は、「恋」から始まり「愛」となり「恋愛」から

「相性」の問題となるのです。たとえ相性が悪くても

「愛」で乗り切る方もおられるでしょう。

 

●ラブスタイル診断●

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2020-02-17 00:06:00

バックナンバー[2014年執筆]心理コラム㉒(恋愛心理学編③)恋人との関係を深める3つの要素

 

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 恋愛カウンセリングで、よくある悩みの相談は、

「恋愛が長続きしない」「結婚までたどり着けない」

と言った悩みです。

 

私は、その相談者に対して「刺激」「価値観」「役割分担」

の3つの部分をお聴きします。

「刺激」「価値観」「役割分担」の三段階に分けてプロセス

を立てたものをSVR理論と呼びます。

 

「SVR理論」とは、社会心理学者・マースタイン氏

によって提唱された、パートナーシップの考え方です。

 

 

二人の出会い→恋愛→結婚へ向かうプロセスを3段階に分け、

その時期に必要な要素を示しています。

 

①刺激(Stimulus)

相手の外見的魅力や、声、人柄、言動、社会評価などに

刺激を受けて、好意を抱く。

恋愛初期の時期で、外見や声、性格や社会評価などから

刺激を受けている状態です。

 

 

②価値(Value)

相手との価値観を見定める時期です。

長い時間を一緒に過ごす中で、考え方や行動が自分と

似ているのかを重要視します。

趣味や価値観などを共感的に共有している状態です。

 

この段階は、お互いの価値観に違いがあると、

喧嘩や相手に対する不満もでやすい時期でもあります。

 

 

③役割(Role)

恋愛関係の最終段階です。

お互いに必要としながら、自分とは違う価値観も受け

入れて、相手を理解し合って、お互いの足りない部分

を補いあう関係です。

相手にできないことを自分が補い、自分ができない

ことは、相手にお願いできる相補的関係です。

 

お互いの役割を理解して、苦手な部分を補い合う関係を

築くことが重要です。

そこで、ご自身に問いかけて下さい!

「相手の外見的な魅力や、

社会的立場を重視していませんか?」

 

「ドキドキ感やサプライズなど楽しさ

ばかりを重視していませんか?」

 

「合うのが面倒!私は損したくない!

そんな気持ちはありませんか?」

 

「価値観が合わない、私に合わせてと

相手を尊重せず否定していませんか?」

「相手と自分は、今どの段階で、

自分に必要な段階は?」

 

と考えることは、自分と相手との接し方や、

気持ちを客観的に振り返り恋愛関係をよく

するためのヒントとなります。

 

SVR理論を意識した恋愛関係を築けば必ず

結婚できると言う訳では、ないのですが、

より良い恋愛関係や結婚に結びつく

可能性は高くなります。

 

 

 

 

 

2020-02-16 23:56:00

バックナンバー[2014年執筆]心理コラム心理コラム㉑(恋愛心理学編②)恋愛における「コスト」と「報酬」

 

 

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人間関係において、人は、得られる「報酬」

費やす「コスト」を引いた「成果」が大きくなる

ように行動しやすいです。

 

「コスト」に対して「報酬」が大きいほど満足度が高いです。

心理学では、社会的交換理論といいます。

この理論は恋愛関係においても同じ様に働きますが、実際は、

少し違いがあります。

 

恋愛の場合には成果が大き過ぎると相手に対して罪悪感

感じてしまい、満足度が低下するためです。

 

★恋愛における「コスト」★

例えば、 相手と会うための時間など、やりたいことを

我慢して相手に合わせるなどです。

プレゼント(物品)のために働いて金銭を稼ぐなどです。

 

★恋愛における「報酬」★

例えば、金銭、物品、安らぎ、ありがとう、

信頼感など(ディナーや誕生日プレゼンなど)です。

 

恋愛において大切な事は、「報酬」「コスト」

「バランス」がもっとも重要となります。

 

相手に尽くし過ぎると、相手からすると「報酬が大きい」

ため罪悪感を感じてしまい、逆に満足度が低下します。

 

相手を束縛(嫉妬)し過ぎると、相手からすると

「コストが大きい」ため束縛感を感じてしまい、

満足度が低下するので恋愛関係は、長続きしません。

 

恋愛関係をうまく続けるためには、当たり前かも

しれませんが、相手から何かしてもらったら、

必ずお返しをすることです。

 

たとえ「ありがとう」の言葉だけでも凄く大切です。

お互いに「報酬」「コスト」がほぼイコールか、

報酬がコストより少し多いことで、相手との「成果」

にあまり差がない状態が、二人の関係をうまく続けら

れるポイントになります。

 

相手を束縛(嫉妬)しては、いけない訳ではなく

「し過ぎない」ことです。

 

例えば、「友達と1泊2日の旅行に行ってくるね」

対して、相手の返答が「ふん~」だけでしたら

「私の事は少しも気にならないの?」と相手が思

ったりします。

「どこに行くの?」「友達って誰なの?」と軽く

束縛(嫉妬)があると、相手は愛情(ラブ)を感じる事が

できます。何事もバランスが大切です。

 

 

 

 

 

2020-02-16 23:33:00

バックナンバー[2013年執筆]心理コラム⑳恋愛心理学編①)愛情と好意の違い?

 

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 執筆者:滋賀カウンセリングHealingRoom373代表南敦規
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愛情(ラブ) 好意(ライク)この違いを皆さんは、ご存知でしょうか?

 

「友人として好きなのか?」「恋愛対象として好きなのか?」わからない?

こんな時に私は、相談者に対して、愛情と好意のそれぞれの気持ち

のどちらかに近いかを考えてみると答に近づけると促します。

 

 

ラブ「愛情」を構成する3つの気持ち●

「相手の喜びのため」に行動するのか?

 

①相手と情緒的・物理的に密接につながっていたい

 

②相手の幸せのために援助を惜しまない

 

③相手と二人きりの状態を望む(嫉妬、独占したいなど)

 

ライク「好意」を構成する3つの気持ち●

「自分が喜びを感じるため」に行動するのか?

 

①相手をとても好ましい人物だと高く評価する

 

②相手を尊敬したり信頼したりする

 

③相手を自分とよく似た人物のように思う

 

 

特に男性は、女性の好意(ライク)に対して、愛情(ラブ)

受け止める傾向があります。

例えば、女性が、好意的に男性に優しく振舞ったり、

一緒に食事に行ったりすると、男性は、

「俺のことが好きなんだ」と勘違いするのです。

それで、告白すると「お付き合いするつもりは、ないです。」

とよくある話しだったりします。

 

男性は、女性が「ラブ」と「ライク」を使い分けている事に

気づきましょう。女性は、男性が「ラブ」と「ライク」を

勘違いしてしまう事を理解して行動振る舞いをしましょう。

 

もちろん、人の心は複雑で、ライクが→ラブに心変わりしたり、

ラブが→ライクに心変わりすることもあったりします。

 

例えば、初めは良い人だな~と思うだけでしたが、人となりを

見ている内に好きになっていました。

 

なんてことの方が多かったりします。

相手の気持ちが現在「ライク」でも「ラブ」になることもあります。