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2018-04-04 02:37:00

バックナンバー心理コラム①「心の音に合わせよう」

コンビニLAWSON滋賀(Free! paper)
ピーナビ2012年5月号に執筆しました。
バックナンバー心理コラム①を紹介!!
執筆者:滋賀カウンセリングHealingRoom373代表南敦規
(一般社団法人メンタル心理マイスター協会理事長南敦規)
心理コラムが、皆さんの人生のヒントになると幸いです。
心理コラム一般社団法人メンタル心理マイスター協会理事長南敦規①
「心の音に合わせよう」

苦しみ、悲しみ、恐怖、不安が

おきた時に人は、その苦しみから

どうにかして抜け出そうと頑張って

努力します。

しかし、その状態から抜け出せる人も

いれば、上手く抜け出せない人もいます。

上手く抜け出せなかった人の

助けになるのが、家族や友人や

自分のまわりのひとたちです。

まわりの方は、あなたを救いたい一心に

「頑張って」「元気出して」などと

励ましてくれます。

この言葉に救われた人は、少なくないと

思いますが、この言葉でよりいっそう

苦しんだりする方も同じぐらい

におられます。

例えば、サッカーの試合に負けて

落ち込んでる選手であれば先ほどの

励ましの言葉で救われる方が

多いと思います。なぜなら

「この試合に負けたが、次の試合で頑張ろ」

と、その人達にとって次なる目標が

あるからなのです。ですから、

「かんばって」「負けるな」という応援が

すごく力になります。しかし、目標がない、

災害や震災で家族や家を失った方には、

この言葉は、苦しく聞こえます。

頑張って家族や家が以前のように戻って

くるのであれば、必死になり頑張れると

おもいますが、頑張っても頑張れない

状況なのです。

震災の時、一番人の心に癒やしを

与えたのは、音楽でした。

静かで暗めな曲がよくラジオで

リクエストされました。

この時に、元気を出させようと、

ロックや、明るい曲など流しますと

苦しくなります。なぜなら

心の音の状態が合っていないと人は、

心的に苦しむのです。

ですから、悲しい時、辛い時に

「頑張れ」とかアドバイスをする行為は、

音楽で言う明るい曲を流しているのと

同じ行為なのです。大切なのは、

悲しい時には、悲しい曲を、

楽しいときには楽しい曲を、

悲しいときには悲しい曲を私たちは自然と

求めて、悲しいときに悲しい曲を聴くほうが、

「今はこんな悲しい気持ちなんだね」と

音楽が語ってくれているような感じになります。

現在の不安定な気分を外に押し出すことが

先決になります。(カタルシス効果)

一般社団法人メンタル心理マイスター協会
ホームページ→http://shigacounseling.jp/