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2018-04-27 16:23:00

バックナンバー心理コラム⑫「自分の心を守る防衛パターンを知りストレスに気づきましょう」

コンビニLAWSON滋賀(Free! paper)雑誌
ピーナビ2013年3月号に執筆しました。
バックナンバー心理コラム⑫を紹介!!
執筆者:滋賀カウンセリングHealingRoom373代表南敦規
(一般社団法人メンタル心理マイスター協会理事長南敦規)
心理コラムが、皆さんの人生のヒントになると幸いです。
一般社団法人メンタル心理マイスター協会理事長南敦規心理コラム⑫
心のストレスに皆さんは、気づけていますか?

過度なストレス状態(心の病気)になる方は弱い人間だと

思っている人は多いと思いますが、それは間違えで、

むしろ心が強いと思い込んでいる人ほど過度の

ストレス状態になり自律神経失調症になってしまう

ケースが多いのです。真面目で頑張り屋さんが

心の病気にかかりやすいのです。

真面目で頑張り屋さんは、真面目過ぎたり頑張り

過ぎたりと過度なストレス状態でも頑張ろうと

するからです。頑張り屋さんのストレス解消の

仕方に共通する点が多いのは、週末は家にこ

もって寝て休んでいます。など休めばストレス

が軽減すると思っている方が多いです。

もちろん体力を使うお仕事であれば身体を

休めれば回復しますが、心の疲れは人間関係の

悩みや仕事上の問題と心と頭に関する疲れです。

そうすると週末に寝て過ごすと生活リズムが

狂い休みあけに仕事に行くことが辛くなります。

では、どうすればいいのか?

それは「ストレスをその日に解消する」ことを心掛けます。

例えば、趣味の時間を作る、美味しいものを食べる、

運動(スポーツ)する、早めに寝るなど積極的に

ストレスを解消する時間をつくることです。

そのためには、過度なストレスになってからでは、

回復が遅くなりますので、いち早く自身のストレスに

気づくことが大切です。人は、嫌なことや不安に

なると自動的に自分の心を守ろうとする防衛機制が

そなわっております。精神科医のフロイトが提唱する

防衛機制は、その人の性格によって心の防衛のパターは、

ことなりますので、下記の防衛機制⑩パターンを

見て自分はどのパターンをよく行うかを知りその行動を

している時は、「心を守ろうとしている」

「ストレスを感じている」ことに気づけます。

●防衛(適応)機制⑩パターン●


①抑圧
「嫌な事は、忘れて楽しいことを考えよう」
無意識の中に抑え込む(無かったことにする)
欲求や苦痛などを抑え込む。一般的な防衛機制

②昇華
スポーツや芸術に熱中する。
「悩んでいるなら、スポーツで発散しよう」
習い事などもコンプレックスや感情的な事などを、
社会的に有用な活動に転化する。身体を動かす。

③補償
「スポーツが苦手だから、勉強でクラスのトップになろう」
劣等感、不満、不快を、別の方法で補うこと

④退行
苦境に立たされた時に、心を子供に戻すことによって、
不安を取り除こうとする行動。泣き出したり、大声で怒鳴たり、
年少期、幼児期の考えや行動に後戻りする

⑤置き換え
「ディズニーランドに行きたい!でも、
遠いし仕方ないから近所の遊園地に行こう」
欲求不満を感じたときに、本来の目標を、
無意識のうちに別の目標に置き換える

⑥投射
自分が『合わない』と感じたことを、相手も
『合わない』と感じていると思う。
自分の考えていることを相手におしつけること

⑦反動形成
気持ちとは反対の行動をとる。気の弱い人が
強がりを言うなど。自分の思っていることと
反対のことをすることで、本心を見抜かれないようにする。

⑧同一化
有名なモデル、野球選手になるなど対象になる相手と
同じになることで欲求を満たす。優れた人と自分と
同一視し、その考え方や行動、振る舞いをまねる。

⑨合理化
自分の行動は正しいと理由をつけて正当化することで
心の働きを安定させる。出来なかった事を、正当だと思うこと。
「ま、いっか」など

⑩逃避
学校や会社に行きたくないと無意識的に
病気(頭痛、吐き気、めまいなど)になって休む
不安を感じさせる場面、状況から逃げること。
現実逃避、出社拒否、不登校なども

防衛機制は、健康的なシステムですが、過剰になると神経症を

引き起こしますので②昇華で、習い事や趣味やスポーツに熱中

したり⑨合理化で「ま、いっか」と上手に開き直りをしたり

負け惜しみが言えるとストレスが溜りにくいです。

防衛機制の行動は自分の心がストレスを感じている事に気づけます。

そうすることで、これ以上ストレスを増やさない行動

②昇華⑨合理化がとれます。一番お勧めは②昇華です。頭と心の疲れ

やストレスを癒すには、身体を動かすことが一番です。

体操、ダンス、ジョギング、スポーツなど運動する習慣を

持つことをお勧めします。

くれぐれも運動し過ぎないように適度に頑張りましょう!

カウンセリングでは、「頑張って」は禁句に思われていますが

「頑張るな」と言う訳では、なく「頑張り過ぎない」と言う事です。

「無理して頑張らないように」適度に頑張りましょう。

一般社団法人メンタル心理マイスター協会
ホームページ→http://shigacounseling.jp/