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2018-03-31 20:27:00

バックナンバー心理コラム⑥「考え方を変えることで気持ちが楽になる!」

昔の心理コラムを読みたいと、受講生様の
ご要望に答えて掲載公開する事に致しました!
これからちょこちょこと紹介したいと思います。
心理コラムが、皆さんの人生のヒントになると幸いです。

コンビニLAWSON滋賀(Free! paper)
ピーナビ2013年2月号に執筆しました。
バックナンバー心理コラム⑥を紹介!!
執筆者:滋賀カウンセリングHealingRoom373代表南敦規
(一般社団法人メンタル心理マイスター協会理事長南敦規)


バックナンバー心理コラム⑥
「考え方を変えることで気持ちが楽になる!」

自分で、枠を作り制限し過ぎていませんか?

固定観念に囚われていませんか?

このような考え方をイラショナル・ビリーフ

(非合理的固定観念)と言います。

例えば「失敗してはならない」

「世の中は公正でなければならない」

という思いを持っていると、

それが満たされなかった時に悩むことになります。

イラショナル・ビリーフは過度な願望、

期待「~せねばならない」「~であって欲しい」と

事実を混同するのです。

このような混同的な考えを持っていますと

ストレスが溜まる一方です。

私のカウンセリングルームに訪れる6割の

方は、このイラショナル・ビリーフ

(非合理的固定観念)の考えを持った

方が多いです。

それと、プラス思考を無理に自分に

言い聞かせ続けている方もこの

イラショナル・ビリーフにハマっている

事に気づかず苦しんでいる方も多いようです。

「プラス思考になりたい」という切なる願いは、

「プラスで物事を考えられない」という

自己催眠(自己暗示)を逆にかけています。

例えば「眠らなくてはいけない」と思えば

思うほど、実は「私は眠れない」という

暗示を意識の底(無意識)で

かけてしまっているのです。

無意識の世界では、その状態をその

通りに実現させてしまいます。

つまり「私は眠れない」という無意識に

暗示をかけてしまっているのです。

このような願いは、すべて逆の結果として

かなえられてしまうことになります。

これらはすべて自分にかける暗示の

仕方が間違っているからです。

これを心理学では、

「努力逆転の法則」と言います。

多くの人がこの努力逆転の法則の

ワナにはまってしまっているのです。

そこで、この考え方を変える心理療法

「論理療法」を処方致します。

この心理療法は、ラショナル・ビリーフ

(合理的信条)へと変えてゆくのが役割で、

「文章記述を書き換える」ことをします。

マイナスの文章(非合理的固定観念)を

書き出して、プラスの文章(合理的固定観念)

に書き変えてもらいます。

例えば、「失敗してはいけない」という

非合理的固定観念の文章を書いたとします。

プラスの文章(合理的固定観念)に書き換え

ますと「失敗しないことにこしたことはない。」

「失敗してしまう時もある」と最後の文章

「~してはいけない」を「~するにこしたことはない」

「~してしまう場合もある」などに書き換えるのです。

つまり、失敗しないほうがいいが人間だから

失敗することもある。

だから失敗から学び人は成長するのです。

すると、多くの方は

「なるほど確かに気持ちが楽になりました。」と

感じてもらえます。

それともう一つ、努力逆転の法則に

ハマっている方は、プラスの言葉で

「私はプラス思考な人間だ」と無理に自己啓発せず、

マイナスの言葉をまず書き出し、それからプラスの

言葉を考えて書き出します。

例えば「私はマイナス思考でダメな人間でした」が

「今ではプラス思考で考えられる人間になりつつある」と

現在進行形にプラスの言葉を考え書き出してみましょう。

この心理療法を継続的に行うことで、マイナスで

考え難い思考に変容して行きます。

考え方を変えることで気持ちが楽になります。

一般社団法人メンタル心理マイスター協会
ホームページ→http://shigacounseling.jp/